2022.05.14 Saturday

スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    2016.01.10 Sunday

    ズッシリとしたおもしろさ/ブリッジ・オブ・スパイ

    0
       ブリッジ・オブ・スパイ



      スピルバーグトム・ハンクス
      おもしろくない訳がない。
      この完成度(素人がエラそうに!)で見せる東西冷戦時代の緊迫した雰囲気がすごい。

      元々はソ連のスパイでもアメリカではちゃんと裁判を受けられるんだというアレを見せたいだけの、ポーズとしての裁判だったけど、いやいや、たとえどこの国の人間であろうが、たとえスパイであろうが、正しい裁判を受けられる権利があるんだと、それがアメリカという国だと、真剣に弁護士としての仕事をするトム・ハンクス。

      なんか、トランプさんに聞かせたい話やね。

      後半、スパイとアメリカの兵隊の交換、さらにはたまたま逮捕された大学生も一緒に救い出すための交換交渉が、じっくりと、無理せずに、ドキュメンタリータッチでていねいに描かれる。このへんのリアル感を盛り上げる「美術さん」と「カメラ」と「カラー処理?」が素晴らしい。

      こういうとこ、邦画ではでけへんねんなあ。

      前半の裁判でソ連のスパイとトムの間にできた信頼関係と友情とが、最後のシーンにじわーっと生きてくる。

      不屈の男。Standing Man.

      スパイ氏はトムをそう呼んだ。

      ラストの、やっと家に戻ったトムさん、バタンQとベッドで寝てしまうのがいい!


      2016.01.03 Sunday

      山田洋次の直球勝負/母と暮せば

      0
         母と暮せば



        紅白で吉永小百合のメッセージが流れ、二宮くんってイーストウッドの「硫黄島」にも出てたよなと思い出して、それならやっぱり見ておこう・・・となった。

        びっくりするぐらい直球で来た。

        死んだ者の無念。生き残った者の悲しみ。自分だけ生きていていいのかという悔恨。幸せというものへの嫉妬。いろんな感情が直球でドスンと来る。

        あまりのストレートさにベタやな〜と言いたくなる。途中で、あ、これって「フランダースの犬」やな・・・と思ったぐらい。

        母と子の話やから、ついついオカンを思い出しながら見てしもたけど、あの時代の「所作」がていねいに再現されていたと思うし、セットとかの美術もていねいやった。

        コレとは関係ないけど、「杉浦千畝」を見に行く気にならん理由がその美術やねん。予告編で見る限り、映像から見えてくる戦場があまりにも整然ときれいに整頓されすぎているんよ。なにからなにまで。ボクにはそう見えるんで、あ、アカンわと思うわけ。

        そういう意味ではコレは良かったで。


        Calendar
             12
        3456789
        10111213141516
        17181920212223
        24252627282930
        31      
        << January 2016 >>
        PR
        Facebook
        Katsumi Imai

        バナーを作成
        いまヤンの本棚
        Selected Entries
        Categories
        Archives
        Recent Comment
        Recent Trackback
        Links
        Profile
        Search this site.
        Others
        Mobile
        qrcode
        Powered by
        30days Album
        無料ブログ作成サービス JUGEM