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    2015.05.15 Friday

    ジジイのエールは泉たま/龍三と七人の子分たち

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       龍三と七人の子分たち



      好きかキライかと聞かれたら、北野武は好きじゃないけど、予告編を見たら「コレは絶対オモロイはずじゃ」と思ってついに見た。GW中はアリオ鳳でも毎回満員御礼だったもんね。

      ハッキリゆうて、予告編並みのオモシロさはあったけど、それ以上ではなかったなあ〜。

      ネタばらしまくり


      細かいところに散りばめられたニヤリ・ギャグにはセンスあるものも多かったし、クサさもなかったし、じゃあエエやんかってことだけど、予想というか楽しみにしていたのは、もっとある意味「毒」のある笑い?っていうか、もっとむちゃくちゃにしても良かったんちゃう?と少々不満足。

      オレオレ詐欺の若者チンピラ集団に子分のモキチを殺された(ホンマに殺された!これにはビックリ!)仕返し、お礼参りだっちゅうのに、何やら大人しい。
      ここでのジイさんたちの放つアクション・ギャグが見せ場になってしまったんじゃあ、やっぱりGWのファミリー映画だったってことね。それぞれが持ち味出してオモロかったんやけどね。じゃあエエやんかってことになるんか?やっぱり。

      殺されたモキチは自分の娘をヤング悪者集団から守ろうとしたからやろ?じゃあ、父を殺された娘が涙ながらに「仇をうって」と龍三親分に頼みに来て、こわーい顔して黙って立ち上がる親分。そしてそれなりの身支度をして黙って出て行く親分の後を、これまたこわーい顔して全部承知の上でついていく子分たち。
      その後は・・・。

      ここらへんのむちゃくちゃさを期待しちゃったね。それがアカンかったかな。

      悲壮感からくるバイオレンスがNGやったんなら、あんなところへモキチの娘を出して来るなよ。どうせ、あの後、全然登場せんようになって忘れられてるんやからさ。

      神風のヤスはあのまま米空母に突っ込んで行ってほしかったなあ。

      若者軍団の大ボスに最後の一発をくらわしたのが龍三親分じゃなくて、タケシだったのいうのもダーメでしょう。ここはやっぱり親分が一発かまして、死んでるモキチに「じゃあな、行ってくらあ」とか言わせな。

      下条アトムが若者軍団の下っ端で働いてるんだけど、大昔のまんまのイメージで、いつまでたってもパシリのチンピラにしか見えないというところがマジで可笑しかったな。




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