2022.05.14 Saturday

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    2014.03.30 Sunday

    この映画には「!」があった/LIFE!

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       LIFE!



      ベン・スティラーという人は「ナイト・ミュージアム」の人というだけのイメージしかなかったんやけど、調べたら製作やら監督やらいろいろやってはるんやねえ。単なるコメディアン俳優じゃなかったのね。失礼しました。おみそれいたしました。

      突然,妄想が始まって、妄想の世界に入り込んでしまうが、現実の自分はそこにじっと静止したままという過激な妄想癖のある、冴えない、地味な仕事のウォルター・ミティ。

      彼の仕事は写真雑誌「LIFE」の写真管理部という日の当たらない地味な仕事。その伝統あるLIFE誌もネットの影響で廃刊となってしまう。

      そして最終号の表紙を飾る写真のネガが写真家のショーンから送られてくるが、なぜかその肝心のネガ(25番)だけがない!

      写真家のショーンを探す旅を決意するウォルター。

      以下ネタバレ

      ・・・という展開で、ここからが素晴らしい映像の連続。妄想で見たあのシーンがちょっと違うけど現実となってウォルターに素晴らしいLIFEを取り戻させる。

      ついにヒマラヤでショーンを見つけるウォルター。



      雪ヒョウの写真を撮ろうとスタンバってたショーンが、せっかく雪ヒョウが姿を見せたのにシャッターを押そうとしない。
      「オレは好きな時間をカメラに邪魔されたくない。今のこの瞬間を大切にしたいんだ」
      そう、なんでもかんでも写真に記録するんじゃないよ!しっかり自分の目で見て見つめて、このシーンを心に焼き付ける事の方が大切なんだよ。
      いつでもどこでもケータイだのスマホでパチパチやってんじゃないよ!
      自分の目で見て、しっかり覚えとくんだよ!

      ・・・なんて、別にそんなこと言いたい映画じゃないだろうけど、このショーンのセリフは非常に気に入ったなあ。我が意を得たり!

      で、25番のネガはどうなったかって?

      いくら日の当たらない地味な仕事でも16年間毎日こつこつマジメに勤めて来たウォルターのような人を神様はちゃーんと見ていてくれるんだよという感じで、その謎は解けるんですよー。

      後味の非常に良い、いい映画でした。よかった!

      ボク的にはデビッド・ボウイの曲のあのシーンと、ヒマラヤの奥地へたった一人で登り続けるあのシーンでヤラれちゃいました。


      2014.03.28 Friday

      痛っ!と何べんもゆってしまう/ローン・サバイバー

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         ローン・サバイバー

          

        戦争映画は好きなジャンルでね。ドンパチの極致やからねえ。派手がよろしい。

        ところがね、ドンパチの派手さじゃなくて、ハラハラヒヤヒヤする戦争映画もいいよね。ジュード・ロウエド・ハリスの「スターリングラード」はよかったよね。

        最近の戦争映画は湾岸戦争やら対タリバンやらに舞台が移って来た。

        で、これ、ローン・サバイバー

        ネイビーシールズの作戦失敗の実話。一人だけ生還した人が書いた本がモトなんだから実にリアル。

        リアルというより、この臨場感バリバリの音の洪水ね。これですよ。
        種類によって違う銃の音は当然、飛んでくる弾の音がすごいよ。
        なんか、頭をよけたくなるもん。
        その弾がいろんなものに当たる音。地面に当たったり、木に当たったり、岩に当たったり、人間に命中したり。その音がすごいよ。

        ボクなんか、オープニングに登場するシールズの訓練ですでにアウト!万が一、戦場に放り出されたら、一番先に死んでまうタイプやから、あかんねんけど、音と映像とで「いかにも自分もそこにおる」ような気になってしまう。

        戦場という現実はこうなんだ!ということをまざまざと見せつけられたような感じで、今でもこうして戦死者が普通にいてはる国もあるんだよねえ。
        日本はそんな国じゃなくてよかったけど、そんな国にしたいと思てる人らも少なからずおるんやなあ、これが。
        自分じゃない誰かなら死んでもええんか〜?

        ・・・なんて、平和ボケだけど、平和でボケてるんなら平和でええわ。

        映画はボケることなく、しっかり現実を見せてくれてて、よかったです。ジーンとなります。


        2014.03.22 Saturday

        なっちゅはおもしろかったって/アナと雪の女王

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           アナと雪の女王



          女王って、「じょうおう」って発音するけど、「じょうおう」って入力したら貞応とか承応とかしか出て来ません。正しい読みがなは「じょおう」です。なんでやろ・・・?

          公開前からテーマ曲がガンガン露出されてて、期待大だったこの映画、なっちゅも曲がめっちゃお気に入りで英語でも?歌えるぐらい聞きまくってたし、ハルも期待してたんで3人で見に行きました。

          すごい人で大入り満員!

          さすがディズニー映画なので、どうやった?と聞かれれば「よかったよ」って答えられる程度の出来でした。

          しかし!ボク的には文句はある。

          ネタバレ

          せっかくストーリー的にうまいこといってたし、見せ場もそこそこあったし、曲がいいからミュージカル部分も良かったのに、一番盛り上がるシーンがアレでっか?

          この凍りついた世界を元にもどせるのは『究極の愛』だというので、アナハンス王子が・・・と思わせて、いやそうじゃない!アナクリストフだった・・・!と見せかけて、ところがどっこい、やっぱり姉妹の愛だ!ってんで、アナの自己犠牲

          ここまでは許す。ここまでの流れは良かった。

          しかし、エルサが「そうか、愛なのね」ってな軽い調子で悟ったとたんに、雪と氷が溶けて・・・って、そんな簡単にコロっと変わってもらっちゃついて行けないよ〜。

          もうちょっと悩んでよー。もうちょっとジラすとかジラースとかしてよー。

          なんか最後の最後に拍子抜けするぐらいのあっけらかんディズニー楽観主義で押し切られて、目が点、キョトンとしたまま終わったよ。

          ここだけ残念。

          子ども連れだったので吹き替えで見たから、もう一回、英語版で見よう。


          2014.03.18 Tuesday

          なんか胸がすぅーっとした/ネブラスカ

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             ネブラスカ〜ふたつの心をつなぐ旅



            この白黒の映像というのは何でこんなに美しく、すんなり心に入り込んでくるんだろう。

            ただの白黒じゃないんだろうなあ、きっと。
            なんかフィルターかけてるんだろうなあ。
            コントラストを押さえたような、中間色をきれいに出せるような。
            セピアという感じでもなく、なんかあったかぁ〜い白黒、ひょっとして黄色を入れてたんかな?全然、いやらしさがなかった。

            インチキのくじびきみたいなんで突然100万円が当たりました!みたいなDM、最近はけえへんけど、昔はよう来たもんです。
            それを信じてネブラスカのリンカーンまで行く!という、ちょっとボケたおじいちゃんと、しかたがないからついて行ってあげることにした息子のお話。



            途中で立ち寄る、おじいちゃんの故郷の町。

            そこで起きるちっちゃいちっちゃい事件。

            お話にしたらメチャ地味な話やけど、おじいちゃんのボケ方と、おばあちゃんのツッコミとふりまわされる息子。この図がたまらなくおかしいし、いとおしい。

            おじいちゃんの夢だったトラックとエアコンプレッサーを手に入れて、堂々と故郷の町を走るおじいちゃん。

            このおじいちゃん、どこまでが正気でどっからがボケてたのか。

            実は全部分かっていたのでは??

            久しぶりに、見終わって胸がすぅ〜っとする映画でした。よかった!

            2014.03.15 Saturday

            オスカーは取ったけど/それでも夜は明ける

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               それでも夜は明ける



              やっと見に行ける時間に上映があったので行って来ましたが、意外と大入りでね。やっぱりこういう大人の映画はレイトショーできっちりやってくれないと、見に行きたくても行けない人が多いということなんでしょうか。

              で、オスカー作品賞を取った「それでも・・・」ですが、やっぱりオスカーっぽいというかね。

              奴隷制度を「実際にあったお話」として描いて、白人たちの酷さをこれでもかこれでもか!と見せつけ、でもブラピのようなちょっとリベラルな白人も登場させて、最後はまた自由黒人にもどって奴隷解放運動に積極的に関わって行ったという、ある意味ハッピーエンドのようだけど・・・。

              う〜ん、はっきりゆうて、全く感動の「か」の字もなかった。

              だってね、いきなり誘拐拉致されて自由だったソロモンさんが奴隷になってしまうんだけど、愛する妻と子にまた会うために「生きるんだ!」ってところが希薄なのよ。ただただ、されるがまま、すべてを甘んじて受け入れることで生きのびる。

              ちょっとは反抗したり、助かろうと画策する場面もあるんやけど、結局それも阻まれて、しかたなくウソもつくしコビることもする。

              ついに自由になれる瞬間も、同じ奴隷仲間をほったらかして、とりあえず自分だけが助かっちゃう。

              それは仕方のないことやけど、あまりにも実話というか現実っぽすぎて、映画としてのエンタテイメントがないのよ。

              泣けるはずのシーンも辛すぎて痛すぎて酷すぎて泣けないよ。

              残念!

              荒唐無稽なSFもの(ゼロ・グラ)になんかオスカーはやらないよー!ってことだったのでしょうか。


              2014.03.09 Sunday

              エイズの映画です/ダラス・バイヤーズクラブ

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                 ダラス・バイヤーズクラブ

                 

                昨日の「マチェーテ」といい、この「ダラス・バイヤーズクラブ」といい、まだ見てないけど「ネブラスカ」といい、普通なら難波やら梅田やらにまで出かけて行かんと見れんような『郊外のシネコンにかからないような』映画がTOHOシネマズ鳳で見られるゆうのが大事件とちゃうか?

                鳳って、そんなに文化水準が高かったんかい?と不思議でしゃーないけど、どの映画をやって、どの映画をスルーするのかは一体どなたが決めてはるんでしょうか。

                誰か詳しい人、いてませんか?

                さて、アカデミー主演男優賞をとったマシュー・マコノヒー

                この激ヤセの体をはった、映画への取り組み方を見れば、納得でしょう。

                同じく助演男優賞のジャレッド・レトもよかったです。

                フィラデルフィア」ほどではないけれど、この二人の関係がだんだんと「絆」になっていく様子はじーんと来ます。

                ↓ 特にこのシーン


                見ていて痛々しいマシューさんですが、なんだか最後は潔くて実に男らしかったです。


                2014.03.08 Saturday

                ここまでアホらしいともうB級ではない/マチェーテ・キルズ

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                   マチェーテ・キルズ



                  この前ホビットを見に行ったときアリオ鳳のTOHOシネマズでコレやる!と予告編で見て飛び上がったで。こんなマニアックでB級趣味悪映画をこんな田舎のシネコンでやってくれるなんて。

                  TOHOシネマズ鳳、おそるべし!

                  で、今回のマチェーテさん、アメリカ大統領(なんとチャーリー・シーン)から直々に頼まれた国家レベルのミッションを、自分自身の復讐(いきなりオープニングでジェシカ・アルバが死んでまう)のために請け負う。

                  今回の敵は麻薬カルテルのボスかとおもいきや、なんと軍需産業の大ボス(メル・ギブソン!!懐かしや&久しぶり)最後には宇宙に逃げる!!というえげつない展開。

                  ベタベタでけったいなアクションシーンの連続で、いちいち、何かをパロディってるから笑える笑える。大笑いや、爆笑や。ホンマよう笑た。



                  発射されたミサイルに抱きついて一緒に飛んで行きながら、起爆装置を解除するなんて、考えつくか?

                  ホンマ、アホらしいてアホらしいて、なんや情けのぉーなるわ


                  2014.03.01 Saturday

                  三部作の真ん中は・・・/ホビット〜竜に奪われた王国

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                     ホビット〜竜に奪われた王国



                    ロード・オブ〜にしても、このホビットにしても、ごっついきれいで雄大で壮大でファンタジックな景色がどわーって大画面で見られるところが好きなんですけど、正直ゆうて、このホビット前作ほど「うきうき感」も「わくわく感」も「はらはら感」もなく、ただただあっちへいったりこっちへ来たりするストーリーの展開にちょっと飽きちゃいました。



                    男前のレゴラスが大活躍するとこはカッコええんやけど、そのアクションもワンパターンに見えて最後の方は「ふーん」って感じになっちゃうし、その恋人タウリエルがエルフというより人間っぽいから美しくないし、ぞろぞろついてくるドワーフたちも前作ほどおもろないし、竜のスマウグがベラベラしゃべりだして怖くない存在になっちゃうし・・・で、あーやっぱり3部作の真ん中は難しいなあと思ったのでありました。

                    期待の音楽も全然盛り上がらないし、あ〜あ〜という印象で出て来ちゃいました。

                    まあ、もっかい見に行こかな。


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