2013.06.22 Saturday
ベストキッドの子も大きくなって
アフター・アース
ネタバレ
ウイル・スミスの親子競演なんですが、親子のカラミ・シーンは前半の前半だけでして。
なにしろウイル様は怪我して動けなくなる設定なんで、アイアンサイドのように座ったまま息子に指令やら指示やらを出すだけ。
息子くんも始めは言われるがママだったのが、だんだんと自分で行動し出して・・・と、よくある「成長ストーリー」
観てるこっちは監督がナイト・シャマランだぞ、きっと何かあるぞ。つまらんオチが待ってるぞとハラハラしながら観てたけど、最後はハッピーエンドで、な〜んやと拍子抜け。
ぼくとしては一番の見せ場に「大ワシの恩返し」があるはずだと予想したんだけど、ちょっとハズれて、地味な恩返しになったところが非常に残念。
はっきりゆうて、コケましたね、コレは。
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2013.06.16 Sunday
なりすましロッド・スチュアート
ロッド・スチュアート/タイム
みなさん、こんばんは。ロッド・スチュアートです。森進一のものまねでゆってみました。
いやー、久しぶりにロックをやったって感じのニューアルバム。いかがでしたか?
聞いてみて、アレっと思われる事なかったですか?あれ?いつものアレがないぞって。
そう、今回はカバー曲なしにしたんです。そうです、全部オリジナル。(いや、細かい事は今は言わないで)
まあ、これは言うならばボクからみなさんへの「ざまあみやがれ」的な皮肉なんですよね。
長い話になりますが、イギリスでの重税から逃れるために、それこそ大西洋をひとまたぎしてアメリカへ渡り「アトランティック・クロッシング」を録った。75年のことですよ。マッスル・ショールズのミュージシャンたちとホントに楽しくやって、あの「レイラを録った男」トム・ダウドにプロデュースを任せて、セールス的にも大成功。翌年の「ナイト・オン・ザ・タウン」も同じ路線でこれまた大成功。アル・ジャクソンの事件はショックだったけどね。
次の年はカーマイン・アピスらのバンドとやった「フット・ルース(明日へのキック・オフ)」さらに78年、盗作で話題になった「アイム・セクシー」の「スーパースターはブロンドがお好き」も大成功さ。
マッスル・ショールズで2枚、今度はロックの王道で2枚という会社の目論みもズバリだったし、トム・ダウドもツボを心得てたね。
ところが、この4枚、売れに売れたけどさ。ちょっと複雑だったんだよね。
「あのアルバム、大好きです。『もう話したくない』から『スポットライト』へ流れていくとこなんか泣けて来ます」
「『さびしき丘』大好きな曲なんですよー」
「あれはバニラ・ファッジそのままですねえ。『キープ・ミー・ハギング・オン』シビれました」
「やっぱりソウルを歌わせるとピカイチですねえ。『シャドウズ・オブ・ラブ』サイコーですやん」
評判いいのは人の曲ばっかりなんだよ!おいおい、ボクの曲はどうやねん?
そう思ったら焦ってきてさ。どんな曲、書いても書いても、同じようにしか聞こえないわけ。で、流行のピコピコ・サウンドになんか飛びついたりしてね。これもあのトム・ダウドの案だったんだぜ。あのオヤジもええかげんなオッサンだよな。
ところがそうなると、昔からのロックファンは、なんだ!テクノかよ!みたいに離れて行ってしまうし、ミーハーなヒット曲ファンはシングルしか買わないし、でも会社からはアルバム出せ!って契約書突きつけてくるし。80年代のアルバムなんて今聞いたらひどいね。90年代なんてもう聞きたくもない。
ソロでやるっていうのはバンドと違って、どこを切っても金太郎飴じゃあダメなんだよね。絶対に前のアルバムを超える「いい曲」がいるんだ。もうボクには曲は書けなかった。もう無理。
そんなときにさ、アリスタの社長から話があって「ロッド、みんなが聞きたいのは、みんなが知ってる曲を歌ってるロッドなんだよ。今までだってそうだっただろ。カバー曲の評判はよかっただろ」ってことでさ。
で、しぶしぶやった「グレート・アメリカン・ソングブック」が大当たり。ロックファンたちは「モーニング着てラスベガスでショーやって、お前はビング・クロスビーかシナトラか」とあざ笑ってたけど、ロックに関係ないところでめちゃくちゃ売れてね。契約では3枚で終わりだったのが、結局5枚だったかな。それにロックとソウルの懐メロ・アルバムもそこそこ売れたしね。えらい時代になったもんだ。
ついに「クリスマス・アルバム」まで出して、完全にロックとはおさらばかって思ったよ。
或る日、ジム・クリーガンがやってきて「そろそろロックに戻って来ないか。みんな待ってるんだ」って言うんだ。ボクは「もう書けないんだ」って断ったけど、「いや、今のキミなら書ける。いつものロッド節がいいんだよ」って口説かれちゃった。
で、今回は「どっかできいたことのあるロッド節」でいいやって開き直ってね。ドンドン書いたよ。これはフェイセズっぽい曲、これはソウルっぽいヤツ、これはマギー・メイみたいな曲って感じでね。
実はトム・ウエイツの曲を1曲だけやってるんだけど、これはそんなにカバー曲っぽくないから気にしないさ。
ってことで、ボク自身がどっかのアルバムでやってた「あの曲」を意識して書いたセルフ・カバー・アルバムってことで、どうだい、見事な「ざまあみろ」が完成しただろ。
2013.06.15 Saturday
男の子ならチョー喜ぶ
G.I.ジョー 〜バック 2 リベンジ〜
ホワイトハウス・ダウンのチャニング・テイタムが出てるんで予習のつもりで見に行ったら、なんと主役のはずのチャニングさんが即死んじまった・・・。アジャパー。
あとはツルっぱげ大男のドウェイン・ジョンソンと、同じくツルっぱげ親父のブルース・ウィリスの大活躍です。
なんせマンガですから、ストーリーじゃ、登場人物の気持ちの変化じゃ、核の恐怖じゃなどということには全部目をつぶって、ただただアクションのおもしろさだけを楽しみましょう。
他に楽しむとこないですから。
女性陣もたいしたことないので、ほんまに武器とドッカンバッコンと忍者の戦いぐらいしか楽しむとこないです。
でも、それさえあれば男の子は喜ぶんです。
14日はトーホーの日で¥1,000でしたから許します。
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2013.06.09 Sunday
きれいな地球の近未来?
オブリビオン
近未来といえば、ダークで汚れてて、なぜか中華風?で、暗くて恐くて・・・と相場が決まってるんやけど、ここで見せてくれる地球はきれいなのよ。放射能汚染地区ゆうのもあるけど、トム様が飛び回っている辺りはとても美しい地球で、トム様の乗り物もお家も「白」で清潔なのよ。
へぇーと意表を付かれるけど、そういうのもありよね。なんで今まで誰もやらなかったんでしょう?
で、なにしろトム様ムービーだから、あんまりややこしいことゆうたらアカンはずなのに、SFというよりもミステリーなのよね。
だから、かなりトム様にしては「??」な展開で、あれ?これどうよ、あれ?どないなってるの?と思わせて、ついに「へー、なるほど。そうやったん???」というふうに謎がとけていく。
でも、なんかどっかで見たような・・・な感じがしまくりやけど、まあこれも以前のSF映画への「オマージュ」ということで、リスペクトしてるんやなということで。
ラストはやったー!と喜べますが、エピローグで登場するトム様の◯◯はなんかベタすぎじゃあありません?あの後、「パパー」とかになるの?それはちょっとねえ・・・。
それにしてもトム様はなんで年取らんの?
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2013.06.09 Sunday
セガールなら「沈黙のホワイトハウス」だ
エンド・オブ・ホワイトハウス
映画が始まる前にローランド・エメリッヒ監督の「ホワイトハウス・ダウン」の予告編を見せられて、「しまったー!同じ企画の話を複数の映画会社が同時に製作したヤツのショボい方だったのかー!」と落胆の色ありありで始まったんだけど、こっちの監督、アントワーン・フークワ(変な名前じゃのう)も侮ってはいけない。フークワさんも「トレーニング・デイ」やら「ザ・シューター」でハードボイルドなアクションを撮らせたらちょっとイケてる人だからねえ。
で、ホワイトハウスが北朝鮮!!のテロリストに占拠される13分間はスゴイの一言。
しかし、領空侵犯もええとこの北朝鮮爆撃機がいとも簡単にワシントンまでやってくるのはどんなもんかねえ。
ま、そこは目をつぶって、テロリスト集団が◯◯と一緒にやってくるってのも無茶ですよねえ。それまでにどっかでバレるはずやんか。
まあ、それも目をつぶって、ホワイトハウスが完全に陥落して(OLYNPUS HAS FALLEN)、じゃーんと登場するのが「マシンガン・プリーチャー」でレイナード・スキナードの「ミッドナイト・スペシャル」の曲にのって現れた、あのジェラルド・バトラー。
これがコックのセガールなら題名も「沈黙のホワイトハウス」になってたなと、きっと誰もが思う所でしょう。完全にこっからはセガール調ですから。いやー、おもろかった。
しかし、裏切り者の元◯○、弱すぎません?セガール版なら相手はもっと強いはずやで。
まあ、それにも目をつぶって見てたら(いろいろ目をつぶっとく必要あるけど)楽しめますよ!
大統領のアーロン・エッカート。似合いますねえ。
大統領夫人に、お久しぶりのアシュレイ・ジャッド。太りはったねえ〜。
ジェラルド・バトラーは武骨な感じでいいんだけど、あんまり特徴がなくてね。ときどきジェレミー・レナーに見えたりするんだよねえ。似てないんだけど、なんか見えるのね。
いかにも男子御用達映画で、楽しめましたが、じゃあ、エメリッヒの方はどうやねん?と心配するわけで。あっちも男子向けなら二番煎じになっちゃうのはエメリッヒの方だからねえ。先行したもん勝ちやもんねえ。ちょっと心配。
本編が終わった後でジブリの「風立ちぬ」の特報4分間がオマケ上映されたんやけど、かなりこれは本気モードですよ。またまた主題歌が荒井由美の「ひこうき雲」だぜ。なつかしい!
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Katsumi Imai
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