2012.09.30 Sunday
ザ・フェイム・シングルズ Vol.1 1966-70
マッスル・ショールズ最高のリズム・セクションとフェイムが誇る大シンガー
第2期のフェイム・リズム・セクション
ジミー・ジョンソン、デヴィッド・フッド、ロジャー・ホーキンス、ジュニア・ロウ、バリー・ベケット。
デュアン・オールマンもスプーナー・オールダムも一緒にやってた時代ですがな。
こりゃもう、カンペキですな。
JUGEMテーマ:ROCK
2012.09.30 Sunday
ボーン・レガシー
謎が無いから「ボーン・シリーズ」とは根本的に違うのダ
ネタバレ注意
ジェイソン・ボーンはまず「自分が誰なのか」から始まったから、全編に謎な部分があって、その謎解きの過程がおもしろかった。
こちら、ジェレミー・レナーのアーロン君(もうひとりのボーン)には、全く謎がない。
志願して工作員になり、過酷な訓練を受けて、薬によって肉体面と精神面のパワーをアップさせる「半人造人間計画」の実験台となっている。
ところが、同時進行中のジェイソン・ボーンの「裏切り」行動のおかげで、その「薬漬け計画」など現在進行中のミッションが全部中止となる。つまり、関係する人間は皆殺しということに。
それに気づいたアーロン君は「薬が欲しいから」組織に楯突いて大暴れする事に・・・。
ほらね。アーロン君の行動は、そういうところから始まってるのよ。
謎が無い!
そりゃまあ、自分は正義のために国家のために志願したのに、その道徳観が揺らぐようなミッションもあったりして、アーロン君は悩んだりするんだけど、そんなもの、すでにいろんなスパイ映画で語り尽くされたネタ(動機)なのよね、
今さら何をゆうとんねん!
ただ、レイチェル・ワイズがちょっとまたかわいかったりするので、次回作にも出て欲しいような。
2012.09.29 Saturday
マーサ・リーブス&ザ・バンデラス/ザ・マーヴレッツ
それがモータウン流よ!
ジャケットも、ブックレットの写真も、当然、曲もいいんだよなぁ〜。
2012.09.29 Saturday
マシンガン・パニック/笑う警官
70年代サンフランシスコの雰囲気ぷんぷん
76年の映画。
マシンガン・パニックなんて、当時流行りのパニックものみたいなタイトルつけてるけど、そんなマシンガン乱射によるパニックなんてのはオープニングだけで、中身は非常に地味なウォルター・マッソーのおっさん刑事が、ヤング刑事のブルース・ダーンとコンビを組んで、最初のバス乱射事件を追ううちに迷宮入りとなったある事件の真相に迫って行くというお話。
いかにも「ダーティー・ハリー」やら「フレンチ・コネクション」という時代らしく、なにやら気だるいムードと、70年代のサンフランシスコの風俗が渾然となって、なんともいえん空気の淀んだようなモワーっとした感じを出してます。
アクションもどっかんばっかん派手な部分もありますが、洗練されてません。
いかにも70年代の刑事モノの典型であります。
2012.09.28 Friday
ショーン・コネリーの007
どう見ても東宝の「クレージー大作戦」にしか見えない
65年・サンダーボール作戦
67年・007は二度死ぬ
71年・ダイヤモンドは永遠に
いっぺんに見たけど、ショーン・コネリーの格好良さより、つっこみどころ満載の「東宝映画・クレージーキャッツ」の延長にしか見えない。
苦笑の連続でおもろすぎ〜!
2012.09.23 Sunday
ある戦慄
密室劇のケッサク??この緊張感!!
68年の作品ですから、もうこんなにニューヨークは荒れ果てていたのか・・・みたいな。
たまたま乗り合わせた乗客たち。
それぞれが抱えている人生、生き様。
まるで関係のない人たちだけど、いわばアメリカ市民代表・・・という感じ。
そこへ乗り込んでくるアホな若者代表の2人の暴漢。
こいつらにいいようにあしらわれる乗客たち。
電車の1両という密室で起こる「事件(原題の THE INCIDENT)」が、非常におそろしい。
まぁ〜、こわいですねえ、こわいですねえ。
あのワルモノの2人組、こわいですねえ、ぶきみですねえ。
なにするかわかりませんねえ。
こんなのとは関わりたくないですねえ。
でも、ハラたってきますねえ。ほっとけませんねえ。
でも、こわいですねえ、関わりたくないですねえ。
というわけで、こんな電車、ニューヨークの電車。
乗ったらこわい目にあうという映画でしたねえ。
2012.09.09 Sunday
ビューティフル
おい、そろそろ覚悟しとけよ!
「21グラム」「バベル」の監督やから、だいたいどんなトーンなのか想像つくよね。
「ノー・カントリー」の不気味なハビエル・バルデム主演やから、そら、引き込まれるよね。
オープニングの2人の男が雪の林の中で出会うシーン。
異様な程の緊張感で、息も出来なくなる。
その次はダイヤの指輪をめぐる男女の会話。手だけしか映らないから2人の関係は?マーク。ただ暗い暗い部屋にダイヤがきらっと光るだけ。
スペインの底辺社会の現実がつらいつらい。
スペインも移民であふれかえる国なのね。そういうイメージなかったわ。
移民が大量に入ってくると、こんなにまで底辺が広がって、悲惨な現実が待っているんだな〜と、ぼんやりと想像できるけど、日本におる限りリアル感は味わえない。
その底辺のどん底社会で悪い事して来たオッサンが「余命2か月」と宣告される。このオッサン、死者の霊が見えたり話ができたりする能力があるんやけど(あまりにサラッと描かれていて違和感ない)悪い事してる人やけど、なぜか善人に思えてくる程、その残された2か月で全てを整理しようと焦り頑張る。
ちっちゃい男の子と高学年ぐらいの女の子がおるんやけど、その子らの将来も考えてやらなアカン。
別れた奥さんは躁鬱病で施設へ出たり入ったり。
おいおい、なんか「こら、そこのオッサン!お前や、お前!そろそろ覚悟を決めとけよ」と言われてるようで、だんだん見てるのがつらくなってきたよ。
そして、冒頭の二つのシーンが繰り返される。
今度は、同じシーンなのに全然見え方が違う。
これぞ、映画!!
見せ方のうまさ!
BIUTIFULというスペルは、女の子がパパに「ビューティフルってどう書くの?」と聞いて、パパが「発音のとおりだよ」と間違って教えた綴りです。
2012.09.09 Sunday
デンジャラス・ラン
もっとおもろいはずやのに
世界中で指名手配されるほど悪にそまった元CIA工作員が、命からがら逃げ込んだ先はアメリカ領事館だった。いきなり「出頭」してきたデンゼル・ワシントンの身柄を保護するために「SAFE HOUSE(原題)」に移送する。そこで管理人をしているのが、なんでこんなくだらん仕事してなアカンねん、はよ、エージェントになりたいわと思っているライアン・レイノルズくん。
しかし、何かの組織の追っ手がSAFE HOUSEにまでやってきて・・・。
デンゼルさんをライアンくんが守るために2人で逃げることに・・・。
だから、デンジャラス・ラン。
ね、展開はおもしろそうでしょ?絶対に面白くなるはずなんだけど、どうも、どっかで見た映画のシーンの寄せ集め的な感じがするし、2人の関係がどうも希薄なような感じもするし、追っ手の正体なんかすぐに分かっちゃうし、アクションもありきたりだし、最後は妙にしんみりとなったデンゼルさんが、この映画はこういう意味なのよって説明しだすし、幕切れの爽快感もないし・・・。
話はおもろいはずなのに、おもしろく作ってないのよね。ほんま残念やわ。もったいない。
さっそく続編決定みたいな情報が入って来たけど、ライアン・レイノルズがエージェントとして活躍するとか??
それとも、なんでデンゼルくんが悪に染まったか??とか。
どっちもおもろなさそうやん。
2012.09.09 Sunday
プラトーン
オリバー・ストーンはコレを経験しても狂わなかったのか
狂気・恐怖・虚構の戦場
こんな戦争で死ぬってことはどういうことなのか。
トム・ベレンジャーが「死ぬってことがどういうことなのか、ようく見ておけ」と言ってたが、こんな戦争で(戦争にあんな戦争も、こんな戦争もないやろけど、やっぱりこの戦争はアカンやろ)死ぬことがどんなにバカげているのか知っていたのか。
今の若い子らは、この映画、見た事あるんだろうか。
絶対に見ておかなければならない映画ですよね。
これを見ずに映画がどうのこうの言えないよね。
久しぶりに見直したけど、やっぱりスゴイわ。
細かい所が実に「ほんまもん」なんですよ。
そら、ほんまはどうやったんかシランけど、確かにただのアクションものとは「戦場の描き方が違うのだよ。
オリバー・ストーンが知ってるから撮れた映画なんですよ。
でも、オリバー・ストーンは狂うこともなく、その後の人生を生きられたんだ。
でも、その後の人生が狂ってしまった人も多かったんだ。
戦争って、そういうことなんだ。
スゴイ映画だ。
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Katsumi Imai
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