2012.02.27 Monday
ザ・タウン
チャールズタウンがそんな街だったなんて・・・
映画館で見たときは一瞬でなかなか分からなかったけど、もう1回DVDで見直したら、ボストンの街のいろんなところが映ってて「あ、あそこや」「あ、ここ知ってる」とか思い出せてうれしかった。
けど、歴史の勉強にとフリーダム・トレイルをてくてく歩いてバンカーヒル記念塔まで行ったときに通った「チャールズタウン」という街が、銀行強盗を職業にしてるような人たちが住んでいる町だとは知らんかった!!
きれいな街並で落ち着いた感じで、静かで、よかったのになあ〜。
ベン・アフレックくん、監督&主演でよくがんばりました!
2012.02.26 Sunday
顔のないスパイ
原題が「ザ・ダブル」だから予想はつくが・・・
それにしても古めかしい邦題だ
ネタバレ注意!
脚本書いてた人が初監督したというから、ストーリー的にはまあまあよくできた話だけど、原題が「The Double」だし、リチャード・ギアがソ連時代の伝説の暗殺者カシウスだということは映画の前半ですぐ分かる。
問題はFBIの相棒になったギアリー捜査官をどうやって殺さずに済むかということになるんやけど、実はギアリー捜査官も・・・というドンデン返しがラストに用意されていた。
そのドンデン返しの伏線になった「ロシア語の新聞のクロスワード」がチラっと映るだけで分かりにくい!おしい!←このときに、もうちょっと「あれ?」っと思わせてくれないと「はは〜ん!そうだったのか」という納得ができない。チラっと映って「今のなに???」と思ってる間に次行っちゃったからこっちは「?」のままじゃん。おしい。
という映画の話より・・・
珍しくムービックス境まで行って見たんやけど(アリオでやってない)、チケット買って待ってたら、ガラの悪そうなオッサンがカウンターのとこで
「このファントム・メナスゆうのは前のと内容は同じか?同じもんを3Dでやるゆうことか?」
と、そら大きな声でがなってる。
ガラ悪いけど映画好きなオッサンか〜〜?と思ってたら,今度は売店に行って飲み物を注文しながら
「顔のないスパイゆうのん見るんや。アメリカのスパイ映画や」
と、また売店のネエちゃんに大声でがなっている。
おいおい、同じもん見るつもりかよ。映画始まったらおとなしく見ててくれよと願っていたら、今度はお客さんの金髪のネエちゃんに
「ハロー!ハロー!」
と声をかける。やめてくれよーと思ってたら、パンフレット見に行って
「ネエちゃん、誰のファンや?」
とかしゃべっとる。さあ入場開始やと思ったらモギリの兄ちゃんにも何やがなっとる。
もうサイヤクー!
ところが、映画が始まったら大人しく黙って見ていたオッサンでした。かしこかったね。
2012.02.22 Wednesday
リー・ヘイゼルウッド
かなり変わった人だったらしい・・・
FBでお世話になっている藤本ぎっちゃんサンのシェアでナンシー・シナトラの「にくい貴方」のセクシーさが懐かしいような、でも今でも全然通用するじゃん!と思ったんだけど、この曲はリー・ヘイゼルウッドという人のおかげでヒットしたという話。
リー・ヘイゼルウッドは西海岸のプロデューサーであり、DJもやってたり、自分自身も歌手であったり、作曲もやり・・・と、いろいろやってきた人だったそうです。
ナンシー・シナトラはフランク・シナトラの娘ですが、いわゆる「二世」としてデビューしたんだけど、全然ヒット曲もなく、お父さんは歯がゆく思っていたところ、リー・ヘイゼルウッドというヒット曲バンバン量産してる若いやつがおると聞いて、娘をよろしくたのむと言いに来た。
リーさんは天下のシナトラの家に招かれて「娘をたのむ」と言われて、その気になってがんばったのが、この曲「THESE BOOTS ARE MADE FOR WALKIN'」そしてこれが大ヒット!
気を良くした二人はデュエットアルバムまで作って、噂では、そういう仲になったらしい・・・。
リーさんの当時のヒット曲を集めたこのアルバムは、あっけらかんとした西海岸らしい明るい曲が並んでます。
2012.02.21 Tuesday
幽霊屋敷の恐怖/血を吸う人形
「血を吸う」3部作の第1弾。和製バンパイヤ映画ばんざい。
これはなかなか怖い!
血を吸う人形といっても、人形が血を吸うわけではない。
中村敦夫の恋人、夕子さんは土砂崩れ事故にあい・・・死んだと思われたが・・・。
兄、中村敦夫を追って松尾嘉代と中尾彬のカップルが夕子さんちにやってきて、死んだはずの夕子さんがうろうろしてるのを発見!
夕子さんは死んだのでは・・・。
いや、なんと吸血鬼・バンパイヤになって生き返ったのだ〜〜〜〜〜〜〜〜!
なんという設定!なんという展開!と呆れるかもしらんけど、実は夕子さん親子には人には言われぬ世間への怨念があったのだ!←ここの設定は深い!深い!深いですねぇ〜〜〜〜!
なかなか怖い!ちゃんとスリラーになっている!たいしたもんだ。
松尾嘉代は今ならキャメロン・ディアスという感じでコミカルではあるがシリアスに可愛らしく、いいですよ!
びっくりするぐらい良かったのは二見忠男さん!
見たことあるでしょ?この顔。この人、うまいわぁ〜〜。役者やねえ!すごい!
2012.02.20 Monday
Tell Mama / Etta James
マッスルショールズの音がいいねぇ〜
実はエタ・ジェイムスのアルバムは1枚も持ってなかって、お亡くなりになったのを機に1枚持っとこうと思って迷わず選んだのがコレ。
なにしろサブ・タイトルに「コンプリート・マッスル・ショールズ・セッションズ」とあるように、「テル・ママ」はマッスルショールズでの録音。さらにボーナストラックとしてアルバム1枚分おまけでついてくるんだから、やっぱコレでしょう。
ダン・ペンの曲やらおまけで聞けたのはうれしいで。
ときどき思ったのはジャニス・ジョプリンが生きてたら、こんな感じになってたかも・・・ってことですかね。どっか似てますよ。
いいですよ〜。おすすめできます。
2012.02.19 Sunday
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
トム・ハンクスに大ハズレなし!
映画館に行ってチケット買うときに、見たい映画の題名を言いますよね。そのときに困る映画。ちょっと前のジュリア・ロバーツの「食べて、祈って、恋をして」も困ったけど。今回はなぜか略して「ありえない」と言ってしまいました。とっさに出たのがコレだったんですが、なぜ「ものすごく」じゃなかったのか謎です。
予告編ではU2がガンガン鳴り響いて「ものすごくうるさかった」けど、本編ではU2はおろか、うるさい音楽は全く出てきません。
うるさいのは心に傷を負った少年が堰を切ったようにしゃべりだすとき。
ここは見ものです。
でも、それがそのまま本編全体の感動に結びつかない・・・。
9.11の犠牲者の家族、それも10才の子どもがいかに父の死を乗り越えるか、家族は再生するかというお話だけど、父の遺品にあった「カギ」にまつわるニューヨーク中の人々との絡みが「希薄すぎ」て、全体がドワーっというカタルシスに登って行かない。
お話はいいけど、見せ方がイマイチと言わざるを得ないね。
でも、例によって、トム・ハンクスのいい人ぶりと、サンドラ・ブロックのなんとも落ち着いた、いい演技は見る価値はある。
せっかく泣く気まんまんだったのに、全く泣けませんでした。そういう意味では大ハズレなんですけどね。
2012.02.18 Saturday
TIME / タイム
久々の大ハズレ!
だいたい予告編見たときから「人類の寿命が25年で時間が通貨になった」という設定に「無理」がある!とふんでいたのだが、それをどうやってドキドキハラハラに替えてくれるのか?という楽しみもあって見に行った。
アリオ鳳のレイトショーが超満員!えらい期待されてるんやな〜。
しかし、予想通り、久々の映画館での大コケに「やっぱりね」と納得。
オープニングからいきなり「しんみり」シーン。
25才で成長が止まるように遺伝子操作された人類。そこから余命1年という生活がスタートする。時間は労働やら売買やら賭け事やらで稼ぐしかない。貧乏人は時間単位で給料もらって、それこそ1日1日を必死で生きて行くしかない。
それに対して?大金持ちたちは千年単位で時間をもてあまし、何十回目かの25才の誕生日をむかえ、外見は25才のままなのに実は100才を越えている、つまり不死を手に入れている。
そんなかで「不死」であることにイヤになって、大金持ちがスラム街にやってきて、主人公の兄ちゃんに100年という時間をプレゼントして自分は時間切れで死んでしまう。
そんなしんみりしたシーンがオープニングなんで、「おお!これはおもしろそうだ!」とは全く思わない。
主人公の兄ちゃんががんばって、大金持ちから100万年という時間を奪ってくるけど、なんの盛り上がりも無い。おっもろねー!
時間銀行に強盗に入るとかいうシーンはおもろかったけど、「ボニー&クライド」みたいやなと思わせただけのこと。
なぜか、大金持ちの時間独占支配がいとも簡単に崩れ去り、なぜかハッピーエンドらしきエンディングを迎えるが、なんとも思わん。おっもろねー!
いやー、久しぶりにコケて、逆におもろかったかも。
「モモ」のおもしろさの爪のあかでも煎じて飲みなはれ!
2012.02.14 Tuesday
ザ・ファイター
ボクシング映画にハズレなし・・・なんだけど・・・
マーク・ウォールバーグは好きなんですよ。
ところが、この映画に出てくる家族は大嫌い。
こんな母親も兄もバカな姉たちも全部キライ。
こんなバカな家族なんかさっさと見限って、一人でべガスへでもどこでも飛び出して行きゃあいいのに。
ところが、それをしない、それができないミッキー・ウォード(伝説のボクサー)。
そのへんで「アイリッシュ」ということがからんでくるのかもしらんけど、見ていてイライラして、嫌いなヤツらがぞろぞろ大いばりで出てきよるのが許せん映画でした。
腹立った!
2012.02.12 Sunday
ドラゴン・タトゥーの女
アアア〜〜〜〜ア〜ッ!アアア〜〜〜〜ア〜ッ!←移民の歌
スエーデン映画「ドラゴン・タトゥーの女」をデビッド・フィンチャーがリメイク。
オリジナルを見てたら、コレは見に行かないでしょうね。
デビッド・フィンチャーお得意の「猟奇連続殺人事件」だもん。
「セブン/se7en」も連続猟奇殺人事件だけど、追うのは二人の刑事。
こっちは大企業のボスにはめられて名誉失墜したジャーナリストとウラ調査員のドラゴン・タトゥーの女。
「セブン」も途中で犯人が名乗り出て来て、これからどうなるんだ?っていう展開。
こっちも犯人は一族の中の誰かだと察しはついているところから始まる展開。
まあ、例によってオゾマシイ殺人がいくつもあって、その繋がりはどこにあるのかがだんだん分かってくるところのオモシロさ!
ところがイマイチ、のめりこめない。ダニエル・クレイグのうっとしそうな顔のせいか??残念!
ラストが悲しいね、ドラゴン・タトゥーの女が・・・。
3部作だから当然続編もあるんでしょうが、また、こんな悲しい幕切れなんでしょうか?
ツェッペリンの「移民の歌」が予告編ではガンガン流れて、一体、本編ではどんな音楽が・・・と思ったら、オープニング・タイトルのところでいきなり「移民の歌」で、ある意味、完全なPVみたいな感じ。
これはたぶん、オープニングだけ誰か別の監督がおったやろうなあ。
本編とは完全に別モノやったぞ。
エンディングはブライアン・フェリーの「is your love strong enough」でした。
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2012.02.08 Wednesday
マイティ・ソー
ナタリー・ポートマン!
神様の国を追放された暴れん坊のソー君。なにやら「わんぱく王子の大蛇退治」のスサノオみたいな役で、北欧神話も我が日本神話も似てるとこあるんか?と、またまた、大学生の頃のように、神話やら伝承にハマりそうで怖いが、映画はおもしろかった。
ナタリー・ポートマンがそんなに真剣にやらなくてもいいような映画なのに、非常に情熱的に演じてるもんだからググっと引き込まれちゃうよ。
だいたい、こんな美しすぎる田舎の宇宙オタクなネエちゃんはおらんでしょうけど。
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