2011.03.31 Thursday
魔法使いの弟子
モップやほうきが踊るミッキー・アニメの実写版
ニコラス・ケイジが久しぶりに見れただけの、ディズニー派手派手映画。
魔法も科学的に説明がつくという設定で、子どもたちの理科離れを阻止できるか!?
2011.03.31 Thursday
世界大戦争/THE LAST WAR
フランキー堺の叫びを聞け!
この映画、普通じゃない!すごすぎる。
何年か前に初めて見て、普通の人の代表・フランキー堺が物干し台で叫ぶセリフに愕然としたが、今回また見て、同じセリフに涙が出た。
平和に暮らす普通の人たちと、東西両陣営の冷たい戦争との恐るべきギャップがすごい。
初めて火薬が戦争に使われた元寇に始まり、原爆、水爆の犠牲になった日本が今度は第三次世界大戦に巻き込まれ、東京に核爆弾が打ち込まれる。
ギャグのような緊張感が、すごい!の一言だ。
これはリバイバル上映して、大きな画面で、今こそ全世界の人々に見せるべき映画だ。
2011.03.22 Tuesday
震災の影響
想像を絶する被害とはこのことで、被災された人たちのことを考えると、全く影響なかった我々にできることはなんでもしてあげたいと思うのは当然だ。
卒業式が終わってから行き始めた整体院でも義援金を受け付けていて、義援金をいくらかでもすると50分コースがお安くなるという、一見けったいなキャンペーンをやっている。
おかげでこっちはお安くなるわ、義援金も気楽に出せるわで、一挙両得なんですが。
震災の影響でプロ野球が省電力じゃゆうて、なんやらかんやらやってたり、ある市教委では卒業式に関する通達のなかで「日の丸は半旗にしなさい」「君が代は大きな声で歌わなくてもよろしい」「校長は式辞の中で必ず震災のことに触れるように」というお達しが出たりしている。極秘!マル秘!情報源は明かせません。
映画でも震災の影響が出ていて、近々公開予定だった映画が公開延期になったりしている。
つまり、ドカーンボカーンというデザスター系のシーンのある映画は自粛しろというわけだ。
う〜ん、これはどうなんでしょう。
プリキュアにだって、ドカーンボカーンはあったし、ガレキに埋まったプリキュアたちなんていうシーンもあったわけだし、こういうのはアリだけど、こういうのはナシなんていう基準はどっから出てくるんでしょうか?
楽しみにしていた映画が公開予定未定だなんて、ちょっとさみしいよ。自粛しすぎってことない?
2011.03.21 Monday
映画 プリキュアオールスターズDX(デラックス)3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花
さすがに21人のプリキュアは多すぎる
今までに倒したはずの敵がみんな生き返って、またもや同じように戦うはめになったプリキュア総勢21人。
変身シーンも合体パワーアップシーンも、一人一人、またはグループごとに見せられるから、間延びして長い長い。やっぱり21人は多すぎた。
今回も入場者プレゼントのフラワーライトを振って応援するんやけど、前回のような「がんばれ!プリキュア感」がなかったのが残念。
ハルちゃんもライトはにぎってるけど、ここで振るのか?どうなの?なんとなく盛り上がらんな〜という雰囲気だったからねー。
2011.03.21 Monday
ゴジラVSデストロイア
赤いゴジラと緑のジュニア
今まさに福島第一原発では、原発に命をかけた男たちが戦っている。消防の人やら自衛隊やら警察の人たちだって命がけで戦っている。
そんなときにゴジラのメルトダウンだ、ゴジラの体内の原子炉が炉心溶融だ、なんて軽々しく言えるときじゃない。
でも、スリーマイルがあってチェルノブイリがあったときから、日本でもそれが起こりうることは分かっていた。
ゴジラだってこうなることは分かっていたから「ゴジラ死す」という結末でしかゴジラを終わらせることはできなかったのだ。
しょぼい新怪獣デストロイア(デストロイヤじゃなくてデストロイアなんですねえ。なんでヤ?)はガメラ2の影響を逆輸入して大失敗。バンダイのソフビ人形がそのまんま使われて、ひょこひょこ動きまわってるシーンは失笑ものだ。恥ずかしい。
この映画が封切られたとき、みんな、ゴジラが死んで、ジュニアが復活して新しいゴジラになったのだ!と解釈した。
でも、ボクはそのときから「それは違う」と言い続けている。ジュニアは残念ながらゴジラの「生気(赤い息)」をかけられても復活しなかった。死んだのだ。デストロイアにエイリアン舌を首にブスリとやられて体内から破壊されて死んだのだ。
メルトダウンを起こして解けてしまったゴジラだが、キングギドラ戦で心臓だけになっても生きていたゴジラですよ。心臓だけでも生きて行けるんですよ。
体はメルトダウンしてなくなったけど、心臓だけは残った。そして心臓がえげつない放射能を全部吸収して瞬時にゴジラに復元したというのが、ボクの解釈。
ラストのシルエット・ゴジラはまさしくゴジラそのものであって、ジュニアが進化したものではないのだ。
54年のゴジラに最大限の敬意を払っての「キャスティング」が泣ける。
福島第一原発、がんばれ!
2011.03.20 Sunday
マッチポイント
ウッディ・アレンの「罪と罰」?
テニスなんかでボールがネットに当たって、どっち側にボールが落ちるかで勝負が決まるなんてことあるんかな?そういうのって「運」でしょ?だから人生にもそういう運で決まっちゃうことってあるんですよ・・・みたなイントロがあってね。
テニスのボールがネットに当たって、さあどっちに落ちるんだ?というスローモーション映像がオープニングでね。
ラストで、愛人が妊娠したんで殺そうと決めた主人公が、巻き添え殺人に見せかけるという手口を考えついて、隣の老婆の家に強盗に入り、貴金属を盗む。犯行後、それを河に投げ捨てる時、指輪が川の柵に当たってポーンと跳ね返って、さあどっちに落ちる?川か?こっち側の陸か?ってシーンもスローモーションで、ここjへつながるのかーと感心。
落ちたのはこっち側で、川じゃなかった。
これで犯人が割れるのか???と、とうとう主人公の運もこれまでか???と思わせておいて、最終的にはその指輪が「幸運」になってしまうというオチ。
道徳的にはどうかと思うけど、こういうのもアリかと・・・。
設定は違うけど、マット・デイモンの「リプリー」のだんだん正体がバレていくんじゃないかというビクビク感、ドキドキ感、落ちつかなさ感が似ていたなあ〜。
前半は単なる浮気映画で何よこれと退屈だったけど、スカーレット・ヨハンソンがキレてきた頃からサスペンス感がぐっと上がって面白くなってきた。
でも、この警察はちょっとダメダメでしたね。ノラが妊娠してたこと分かってるはずなのに、じゃあ父親は誰?クリスじゃんかー!じゃあクリスが犯人やんかーって誰でも分かるんとちゃうのん?
ところで、ウディ・アレンってこんな映画撮る人だったっけ?
2011.03.17 Thursday
狼よさらば
ブロンソンは大塚周夫で
男臭いブロンソンが平凡な不動産会社の設計士?みたいな仕事で、街のチンピラにびくびくしながら暮らしているという冒頭の設定に無理があるけど、いわゆるブロンソンのポール・カージーものの第一弾。
これ以降はドンドン強くなって、むちゃくちゃやりだすブロンソンです。
まだニューヨークが犯罪都市で、治安も悪く、地下鉄なんか一人で乗れないような時代のお話なだけに、今のニューヨークの平和さがウソのようです。
でも、安心はできないよ。ナメたらアカンぜよ。
唐突に出てくる「狼よ、さらば」のセリフは何なんだ?
ブロンソンがチンピラを追いつめて、銃をかまえろ!引き金を引け!と西部劇のようなセリフを言うシーン。
Fill in your hand. Draw.
これがなぜか「狼よ、さらば」と訳される。
だから、そう言われたチンピラは首をかしげてしまうというリアクションが爆笑。
2011.03.05 Saturday
マラソンマン
IS IT SAFE? 安全か?
77年公開のこの映画。40近いダスティン・ホフマンがまたまた学生役で登場。無理ありそうで、うまいことハマるところが、いかにも70年代?
サー・ローレンス・オリビエがやる拷問。めちゃくちゃ痛そう・・・。
この有名な拷問シーン。
部屋を撮る角度と、机とイスの置き方・並び方。照明の明るさ。カンペキやね。
これから始まる拷問が、ただの残酷な拷問ではなくて、ある意味、歯医者さんの清潔さというか、痛くないですよ安心してくださーい的な何かさえ語りだしている・・・みたいな。
このシーンの瞬間、背筋が寒くなった。
それは痛そうな拷問のせいではなくて、この部屋のセットを組んだ美術やプロダクション・デザイナーさんたち、カメラさん、照明さん、そして監督の感覚の素晴らしさを感じたからだ。
今月は葉の定期検診の月だけど、ちょっと行きたくないな〜。
2011.03.05 Saturday
ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島
ルーシー、君も大きくなっちゃったね・・・
ナルニアの第3弾。原作は「朝びらき丸 東の海へ」。
どういうわけか前2作についての記憶というか印象というか、全くどんな映画だったのか思い出せないぐらい、何にも覚えてないんだよね。
「指輪物語」の次はとうとう「ナルニア」が映画化された!とめっちゃ期待して見に行ったはずなのに、印象が薄すぎたのか覚えていない・・・なぜだ?
今回も見てるときは完全にお話の中に入っちゃってる。
いとこのユースチスの家の部屋の絵が「ナルニアっぽいね」と見ていたら、ホントの海になって・・・ナルニアの世界に戻るエドマンドとルーシー(ユースチスも付いてくる)。
このへんの展開は原作を読んでいるかのような気持ちにさせてくれて、胸がキュンとくる瞬間。劇的というほどではないけど、こっちも原作を読んでた頃の気持ちに戻れるからかな?
いつものように悪の誘惑に負けそうになりながらも、自分の強い気持ちで打ち勝ちながら冒険を続けるエドマンドとルーシーだけど、やっぱり大きくなりすぎていて、もうこれが最後だとアスランに告げられる。もう子どもじゃないんだ。
ここはやるせないねー。もっと子どもでいたいのに。大人になんかなりたくなーい。
始めは憎たらしかったユースチスもドラゴンに変えられたり、リープチープと友だちになれたりして成長し、次は「銀のいす」でまた登場することになる。
映画としては海洋活劇で、大ウミヘビとの戦いが大きな見せ場になってるんだけど、まあ、よくあるシーンだなという感じ。海というか、波というか、水の質感のCGがどんどんレベルアップ・グレードアップしてるなあという印象でした。
でも、こういうアクションシーンなんて、どうせまたすぐ忘れちゃうんだろうなー。
2011.03.04 Friday
わが教え子、ヒトラー
最近はヒットラーじゃなくてヒトラーと言うのね
「英国王のスピーチ」では街のヤミ医者が国王の吃音を治すという設定だったけど、これは、ユダヤ人収容所にいた俳優がヒトラーをトレーニングして感動的な演説をさせるという設定。
生身のヒトラーがコミカルな調子で描かれていて、ヒトラーなんてこの程度のもんサというユダヤ人の心にいまだにくすぶっているらしい憎しみを悪趣味な笑いに変えてしまったような映画。
だから、なんとなく、雰囲気の悪い笑いが出てしまう。
ちょっと、やり過ぎ感もあったしね。
主演の人はケビン・スペイシーみたいだけどドイツの人です。
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Katsumi Imai
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