2022.05.14 Saturday

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    2010.08.30 Monday

    マイレージ、マイライフ

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      UP IN THE AIR(宙ぶらりん)

      ジョージ・クルーニーは「クビ宣告人」という仕事で全米を飛び回り、マイルを貯めまくっている。目標は1000万マイル!
      日本中と中国を飛び回っている泉たまのナベさんみたいですな。

      で、50を超えても家族なんてものには全く興味も関心もなく、結婚なんてクソ食らえ。完全に自由な生活で「THE MAN OF EMPTY BACKPACK」という哲学で企業研修なんかでしゃべったりしている。金にも不自由せず、カードはすべてゴールドカード。

      ところが、クビ宣告をネットでチャットしてやったら経費削減になるよ!という大学新卒の小娘ナタリーが現れて、出張なし!になるかもしれんというマイレージ派のジョージには死活問題が勃発。

      クビ宣告なんてそんな簡単な仕事じゃない!と、小娘を連れて実地研修に向かう。

      ジョージにはカジュアルな関係の女性がいて、適当に豪勢に遊んでるんだけど、その小娘に「アンタの人生なんて、クソよ!」となじられ、コロッと気持ちが変わっちゃう。

      そうです。あんなに遊んで楽しく豪華に暮らしてたのに、突然「家族愛」に目覚めるのです。

      で、カジュアルな関係だったアレックスとの愛がホンモノだと勘違いして彼女の家に押し掛けてみれば、実は夫も子どももいる奥さんだったと・・・。

      UP IN THE AIRな生き方はダメだ!と悟ったのは遅かった。結局、自分はUP IN THE AIRな人間なんだ・・・。

      う〜ん、どうなんでしょう・・・。
      観てる男の感覚からいうと、まったく自由人な生き方をしているジョージにだんだん憧れの気持ちが湧いてきて、ああいう生き方っていいよな〜、うらやましいなーって思わせておいて、ダメダメ!そんなんじゃあホントの幸せとは言わないのよ!と蹴落とされたみたいな感じで終わっちゃう。
      女の立場で見ればそうじゃないのかもしれんけど、ラストの「クビを宣告された人たちのコメント集」みたいなシーンで誰もがみんな口をそろえて「家族の支えでがんばれた」みたいなこと言わせるのもくどいですよ。

      あのまま、クールな遊び人のまま終わらせても「言いたいこと」は伝わったんとちゃう?あまりにも最後にストレートに来たから、逆にボクなんかは引いてしまったよ。


       JUGEMテーマ:おすすめの一本!!(洋画)
      2010.08.26 Thursday

      レマゲン鉄橋

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        戦車の戦闘場面がカッコいい!けど、戦争なのよ

        これ、見に行きましたね〜。当時のパンフレットは今のDVDのパッケージみたいなのじゃなくて、レマゲン鉄橋とロバート・ボーンがぽつんと佇んでいるというような図でした。

        戦争映画としては珍しく、敵も味方も同じように「意味のない」戦争を続けていたんだという、理不尽な悲壮感というか、やってられるか!という怒りとか、戦争のアホらしさとかが出てますね。

        アメリカ側では反発しあっていた二人が最後のシーンで実は心を通わせていたとか、ドイツ側ではロバート・ボーンが最後まで友軍を信じていたのに、これじゃ負けて当然だわなという感じで銃殺されるとか。
        敵にも味方にも戦争なんて何にもええことないねんでと・・・。

        制作は68年、日本公開は70年。ベトナム戦争真っ最中での戦争映画ですから、かなり厭戦気分が入ってますね。

        それを70年代ハリウッド超大作監督のジョン・ギラーミンが、本物の戦車やら大砲やら圧倒的な物量作戦で撮ってるから、迫力が違う。
        CGなし!
        なんでも本物を爆破してしまう。ゴジラのミニチュアもびっくりや!

        オープニングのシーン。米軍戦車部隊が全速力でひた走る!川の向こうからドイツ軍の大砲がバンバン撃ってくる。そこを全速力で走る戦車が大砲で反撃。
        このスピートと重量感はいきなりのつかみとしては素晴らしい!!

        鉄橋での戦闘シーンもカッコいいんやけど、味方も敵もどんどん死んでいくから、カッコいい〜!とはゆってられなくなってくる。ただの兵隊じゃなくて、一人一人にちゃんと生身の人間なんだよという存在感を持たせてたから。

         JUGEMテーマ:おすすめできる一本!!(洋画)
        2010.08.25 Wednesday

        ハートに火をつけて

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          問題児デニス・ホッパーが激怒した作品

          監督のデニス・ホッパーが「勝手に編集しやがって!」と制作会社を訴えたとかケンカしたとか。なんせ、その後、デニス・ホッパーがハリウッドの問題児として業界からホサれるはめになったらしい?作品。

          この前見てレビューを書いた「バックトラック」の方が、デニス・ホッパー公認の「こっちが正しい」方で、この「CATCHFIRE/ハートに火をつけて」はデニス・ホッパーが認めてない方。

          とは言うものの、大幅な編集の違いはなかった・・・と思う。

          チラッ、チラッとカット数の違いやとか、カメラの構図が別バージョンだとか、どっちでもいいようなエピソードが入ってるか入ってないかという感じで、デニス・ホッパーが激怒する理由までは理解不能でした。

          そんなことより、前回、書き忘れていたこと。

          ボブ・ディランが木工芸術家の役でボソボソしゃべっていたこと。

          ディープ・パープルのジャケットでおなじみのボッシュ(ボシュ、ボス)の絵がマイロの部屋に飾られていたこと。
          ボッシュ(ボシュ、ボス)というのはダビンチと同時代のオランダ人で、あのジャケットでも分かるように気持ちの悪い地獄絵というか、ああいう絵を描いてた人。

          この頃のディープ・パープルはハードロックとは縁のない、プログレ・ロックをやってましたね。あれはあれでいいんですが、いわゆるその後に出てくるプログレとはまた違って「アート・ロック」なんですよね。ボーカルはロッド・エヴァンスの頃です。

           JUGEMテーマ:おすすめするほどじゃない一本!!(洋画)
          2010.08.25 Wednesday

          ハートに火をつけて

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            問題児デニス・ホッパーが激怒した作品

            監督のデニス・ホッパーが「勝手に編集しやがって!」と制作会社を訴えたとかケンカしたとか。なんせ、その後、デニス・ホッパーがハリウッドの問題児として業界からホサれるはめになったらしい?作品。

            この前見てレビューを書いた「バックトラック」の方が、デニス・ホッパー公認の「こっちが正しい」方で、この「CATCHFIRE/ハートに火をつけて」はデニス・ホッパーが認めてない方。

            とは言うものの、大幅な編集の違いはなかった・・・と思う。

            チラッ、チラッとカット数の違いやとか、カメラの構図が別バージョンだとか、どっちでもいいようなエピソードが入ってるか入ってないかという感じで、デニス・ホッパーが激怒する理由までは理解不能でした。

            そんなことより、前回、書き忘れていたこと。

            ボブ・ディランが木工芸術家の役でボソボソしゃべっていたこと。

            ディープ・パープルのジャケットでおなじみのボッシュ(ボシュ、ボス)の絵がマイロの部屋に飾られていたこと。
            ボッシュ(ボシュ、ボス)というのはダビンチと同時代のオランダ人で、あのジャケットでも分かるように気持ちの悪い地獄絵というか、ああいう絵を描いてた人。

            この頃のディープ・パープルはハードロックとは縁のない、プログレ・ロックをやってましたね。あれはあれでいいんですが、いわゆるその後に出てくるプログレとはまた違って「アート・ロック」なんですよね。ボーカルはロッド・エヴァンスの頃です。

             JUGEMテーマ:おすすめの一本!!(洋画)
            2010.08.24 Tuesday

            THE NOTORIOUS BYRD BROTHERS/BYRDS

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              ジャケットのメンバーが3人に!クロスビーが馬に変わった!

              68年1月にリリースされた5枚目。


              キャロル・キングの曲を2曲もやってますが、ついにデビッド・クロスビーがキレて脱退します。全員が曲を作れるバーズなのに何で人の曲ばっかりやりたがるんじゃ!ってことでしょう。


              確かに「Goin' Back/ゴーイン・バック」はアンタらブレッドかと思わせるソフトロックになっちゃってますが、もう1曲の「Wasn't Born To Follow/ワズンツ・ボーン・トゥ・フォロー」は69年の「イージーライダー」で使われた曲で、カントリーな感じに間奏ではシタールもどきのサイケな感じで好きなんですがね。


              で、メンバーが足らんやん・・・と思ったら、突然、辞めたはずのジーン・クラークが戻ってきます。帰ってきたジーンですが、こいつも勝手な奴で「スペース・オデッセイ」の録音が済んだら、またさっさと辞めていきます。


              また、ドラムのマイケル・クラークはジム・ゴードンとかに差し替えられたので、このアルバムを最後にバーズを去っていきます。


              さて、全体としてはフォークロック基調にインド風サイケな部分と、いつもの効果音によるアイデア勝負と、たいそうな仕掛けと「ムーグ・シンセサイザーをロックで初めて使った」という記念すべきアルバムになりました。まあ、当時はムーグと言わずにモーグとか読んでましたね。アルバムの出来は決して悪くないんですが。


              当時はまだ「女だてらに作詞作曲かよ!」というような女性差別的考え方が業界にあって、たとえキャロル・キングの曲だとしてもクレジットには「キャロル・キングとゲリー・ゴフィンの共作」というようにしていたと「グリニッチヴィレッジの青春/スージー・ロトロ」に書いてありました。

               JUGEMテーマ:ROCK
              2010.08.24 Tuesday

              JUST ME!/ただの私 オノ・ヨーコ

              0
                 世界で最も有名な未亡人

                ディランと付き合っていたスージー・ロトロが「神様のような存在」に祭り上げられたディランとは普通に付き合えなくなったのに比べて、オノ・ヨーコはどうだったのか。

                結局のところ、スージーは「一般人」だったけど、オノ・ヨーコはジョンと付き合う前からもうすでに「オノ・ヨーコ」だったのだ。だから比べられない。

                この本では80年12月の事件をはさんで、それ以前とそれ以降に書かれた文章やらインタビューやらが収められている。

                それが書かれた年代をチェックしながら読むと非常に興味深かった。こういうときに言う「おもしろい」は「INTERESTING」を使うんだろうね。

                図鑑で言うと、オノ・ヨーコは黒柳徹子と同じページに載るべき人物かもしれません。


                2010.08.24 Tuesday

                ローザ・パークスの青春対話

                0
                   青春対話というよりも、子ども対話ですね

                  1950年代、アメリカの人種隔離政策が普通だった頃、黒人はバスに乗るのに、まず前のドアから入って料金を払い、いったん降りてから後ろのドアからまた乗って、黒人用の後ろの席にすわるようになっていた。

                  1955年12月1日木曜日の夕方、仕事帰りのローザ・パークスさんは前の方の席に座っていたが、だんだん混んできて白人が増えてきた。

                  バスの運転手が「そこは白人用の席だから後ろへ行け」と命令したけど、「人間は正しいと思ったことをやる。神様がついてくださる」と決意したローザは席を変わらず逮捕されてしまう。

                  これがモンゴメリー・バス・ボイコット運動の始まり。ひいては公民権運動の始まりとなる。

                  そのローザ・パークスさんのところへ全世界の子どもたちから手紙が届く。その手紙に書かれた代表的な質問とローザさんの答えを集めたのがコレ。

                  正しいと思ったことをおやりなさい。

                  この人だからこそ言える言葉が子ども向けの簡単な文章でしっかりと語られる。あまりにもあたりまえのことをストレートに言われると大人でも「ふんふん、なるほど」と納得してしまう説得力がある。

                  1955年って、ボクが生まれた年だよ。
                  ってことで、アメリカって若いなあ〜とまたまた実感。
                  2010.08.23 Monday

                  メカゴジラの逆襲

                  0
                    本多猪四郎監督の遺作



                    74年の「ゴジラ対メカゴジラ」の真っ赤な血しぶきが強烈なバトルシーンをオープニングにもってきた75年の「メカゴジラの逆襲」は本多猪四郎監督と音楽の伊福部昭がタッグを組んだ最後の作品となった。特技監督は中野昭慶を起用。昭和ゴジラの最終作品として、その名に恥じない「きちんとした怪獣映画」だといえる。

                    ドラマ部分がしっかりしていて、怪獣を迎え撃つ側の組織がありそうな設定だし、役者もそろえている。

                    なんと言っても初代ゴジラの芹沢博士が今回は地球人を憎むマッド・サイエンティストとなり、愛娘をブラックホール第三惑星人にサイボーグにされた苦悩を見せる平田昭彦がいい。

                    そしてサイボーグ少女(その手術シーンで作り物だがオッパイが丸見えっちゅうのはお子様映画としてはいかがなもんか?と)桂さんと、「サイボーグでもいい。キミが好きだ!」と告白する生物学者の悲恋物語。だからお子様映画っぽくないのか。

                    1年前に首をもがれてやられてしまったメカゴジラを改造した割には、またもやゴジラに首をひっこぬかれるブラックホール第三惑星人というのも、あんまりオツムがよろしくないね。円盤で逃げたつもりがゴジラの放射火炎でおだぶつだし。

                    また、街へ現れた怪獣から避難するモブシーンもきちんと入っているところが、いかにもきちんとした本多監督らしいところか。

                    子どもがチタノザウルスに踏みつぶされそうになり「ゴジラ、助けてー」の声で突如現れる子どもの味方、ゴジラも二大怪獣をやっつけて意気揚々と海へ帰るが、この後9年間はお休みとなる。

                    この映画の頃はもうボクはハタチだから、劇場では見てません。
                    ところがこの空白の9年間の間にゴジラ大好き!ゴジラのオタクと化していくボクって・・・。


                    2010.08.23 Monday

                    BYRDS/YOUNGER THAN YESTERDAY

                    0
                      67年のバーズ4枚目

                      1曲目の「So You Want To Be A Rock'n Roll Star/結局アンタはロックのアイドルになりたいんだ」は当時大人気だったモンキーズみたいに楽器もろくに弾けないのにアイドルになっちゃって、魂を売ったようなもんだという曲なんだけど、これって実はバーズ自分自身への皮肉なのかね。

                      だって、ドラムのマイケル・クラークは見た目で採用された音楽の素人で、ヒットシングル「ミスター・タンブリンメン」なんかスタジオ・ミュージシャンがバックをしたんだもんね。

                      デビッド・クロスビーなんか、いつまでボブ・ディランの曲ばっかりやってりゃ気がすむんだ!とかなり怒っているらしく、このアルバムでも「My Back Pages/マイ・バック・ページズ」を入れるの反対だったらしいです。

                      でもハッキリいって、ええ曲はこの2曲で、あとは例によって、ちょっとサイケなフォークロック、特にこのアルバムには暗い曲が多く入っています。

                      ちょうどサンフランシスコのヘイト・アシュベリーにハレ・クリシュナたちインドの連中がどっと来た頃で、ラビィ・シャンカールらの影響もあります。テープの逆回転でシタールもどきの音を出しています。

                      ところで、ハレ・クリシュナたちにしても、もともとヘイト・アシュベリーにいたヒッピーたちも何がしたかったのかと言えば「コミュニティー」を作りたかったんだと。ラブ&ピースの思想でみんな仲良し、食べるものも住むところもお互いなんとか協力して暮らしていこうよと、奉仕活動も盛んだったようです。

                      ある日のクリシュナ系のイベントで突然ギターを持った若者がビートルズを歌い始めた。それがジョージ・ハリソンだったと気がつくまでかなり時間がかかったとかいう話もあります。

                      モンタレー・ポップ・フェスではバーズも登場して、この「ソー・ユー・ウォント・トゥ・ビー・ア・ロックンロール・スター」をやってます。トランペットは録音にも参加している南アフリカのジャズの人です。


                       JUGEMテーマ:ROCK
                      2010.08.21 Saturday

                      バックトラック/ハートに火をつけて

                      0
                        変態殺し屋のデニス・ホッパーがジョディ・フォスターの虜に

                        マフィアの殺しの現場を見てしまった「電光掲示板芸術家」のジョディ。マフィアの差し向けた殺し屋、デニスに狙われるはめに。

                        ジョディの身辺調査をするうちに何となく彼女に惹かれるデニス。

                        殺すチャンスがありながら彼女をさらって「殺し屋から足を洗うんだ」と二人で逃げることに。

                        最後はマフィアからも警察からもまんまと逃げてニュージーランドへ。

                        という殺し屋と人質?のロードムービーなんだけど、途中でデニスから主導権を奪ってしまって魔性の女になるジョディがかわいい。

                        ところが、もひとつ、ストーリーにノリ切れない理由は変態デニスがなんでジョディに惚れ込んでしまったのかというところ。ここがよう分からん。なんやシラン間に殺し屋がジョディを覗き見してる間に勝手に好きになってしまって、自分のものにしようと思い立った。なんでよ!

                        マフィアの連中もドジばっかりやし、サスペンス感もないし、逃避行の末、ボニー&クライドのような結末でもあるんかなと思ったら、めでたくニュージランドやし。なんやねん!


                         JUGEMテーマ:制作会社とモメた末のおすすめの一本!!(洋画)
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