2022.05.14 Saturday

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    2008.06.30 Monday

    ディア・ハンター

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      今見ると、ちょっと長すぎるなあ〜

       考えてみれば「告発のとき」のトミー・リー・ジョーンズは当然ベトナム戦争を経験している年代なはず。それなら「戦争の狂気」は十分体験として理解しているはず。
       たとえ規律に厳しい性格だとしても(ベッドの横にきちんとブーツを揃えて置くとか、必ず白いワイシャツを着るとか、食事の前にはお祈りをするとか)戦争によって人格がいかに捻じ曲げられまともではいられなくなる様は知っているはず。
       たとえ軍警察に勤務していて内地勤めだったとしても、ベトナムから帰ってきた仲間たちがどんなふうに変わっていたかは知っているはず。

       ってことは、自分の息子を二人とも軍人に育ててしまって、二人とも戦地へ行かせたときから、その結末はある程度予想はできたはず。
       ならば、トミー・リー・ジョーンズの「息子の変貌ぶりに狼狽する」様子は実はおかしいのかもしれない。

       ベトナムへ行ったことで、その後の人生がいかに「破綻」していくのかを描いた映画は多いが、それでもイラクへ行く、ボスニアへ行く、世界のどこへでも行くアメリカは、ベトナムからな〜んにも学んでいないってことなのか。

       ディアはDEERで、鹿のことです。公開当時なら、淡々と描かれるベトナムへ行くまでの生活の描写がていねいでよかったのかもしれんけど、今見直してみると、そこがあまりにも長くてちょっとしんどかったな〜。これから起こることが予想されるので、その長さがあまりにも重くてね〜。人間関係やら性格やらが分かりすぎるから、どんどん重く感じちゃうのよね〜。
       30年経ったんやな〜ということです。




      2008.06.29 Sunday

      告発のとき

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        ある意味「地獄の黙示録」を思い出させた

         戦争が人間をいかに狂わせてしまうか!

         「クラッシュ」のポール・ハギス監督が名優トミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン、さらにスーザン・サランドンを得て、重いテーマを飽きさせないサスペンス犯罪モノっぽい手法でじっくりと見せる。さすがだ!

         息子のバラバラ焼死死体をテネシー州の小さな街からやってきた母親がガラス越しに見る。「たったこれだけなの?」と悲しみのどん底の母親。「もっとそばに行きたい」と母親。しかし担当官はダメだと。「あんたには子どもがいないんでしょ!」と食い下がる母親。
         無理を言うな、見ない方がいいと、ぐっと母親(妻)の肩を抱く父(夫)。あきらめて廊下を帰る二人。なだめるように肩を強く抱く夫。足下がふらつく二人。背中だけの演技。長いショットだ。
         そして、廊下の真ん中で抱き合う二人。

         このシーンでぐっと来た!ポール・ハギス監督らしーい1カットだ。また「クラッシュ」が見たくなった。

         邦題の意味がさっぱり分からん。原題は「IN THE VALLEY OF ELAH」。
         旧約聖書にあるエラの谷は少年ダビデと怪獣ゴリアテが戦った場所。
         ラストで地元警察の刑事の子どもが「どうして、そんな子どもを戦わせに行かせたの?」と聞くと、母親が「分からないわ。」と答える。

         勝てる見込みのない泥沼化したイラクへ、なぜ子ども(兵士)を行かせたのか?
         ダビデのようにゴリアテを倒すことも出来ず、帰還した兵士たちは「何が正しいのか。何が間違っているのか」さえ分からないぐらい異常な精神状態で戻ってくるのだ。
         



        2008.06.23 Monday

        ハンブル・パイ/イート・イット

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          さらに真っ黒けに進化している!(していた!)

           72年の「スモーキン」で完成されたと思い込んでいたハンブル・パイだが、実は「スモーキン」の後も真っ黒に進化し続けていたのだ!びっくり!再認識!参りました!

           71年の「パフォーマンス/ロッキン・ザ・フィルモア」でライブバンドとしての演奏力を見せつけて、翌年のスタジオ盤「スモーキン」でバンドの音を完成させたんだから、もうこれ以上はないでしょう…というのが常識的な線やと思たけど、なんのなんの、軽くその上を行っちゃったよ。どんどん真っ黒けになっていくハンブル・パイ!すごいです。

           特にライブの「ホンキー・トンク・ウィメン」!!懐かしや!大昔(30年以上も前)キャマモト・バンドでコピーしてやっていたバージョンがこれだ!いや〜、本家よりも真っ黒けだぞ!すごいぞ!

           ほんまに、あの当時は素晴らしい時代やねえ!

          JUGEMテーマ:ROCK


          2008.06.23 Monday

          金田一少年の事件簿

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            教室ネタで恐縮ですが

            金田一少年の決め台詞

            じっちゃんになりかけて!

            おいおい!なりかけたけど、ならなかったってことぉ〜?

            2008.06.22 Sunday

            ワイルド・アット・ハート

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              ニコラス・ケイジはこれぐらいワイルドでイっちゃってるのがいい

               悪者のボスの運転手をしていたニコラス青年は、ボスの女のその娘と付き合っている。二人ともかなり精神がイっちゃってる。娘のママはさらにイっちゃってて、ニコラスを目の敵にして殺そうと狙っている。だから二人で逃げよう!

               登場人物全員が頭イっちゃってて、スケベーまるだしで、やることむちゃくちゃで、感情移入もなにもあったもんじゃない。なんや、こいつら。さっぱり訳がわからんわ〜!アホちゃうか〜!と、あきれつつも、二人の恋の行方をちょっと応援したりもする。いかにもデビッド・リンチ監督の好きそうな人物ばっかりです。首がとんだり、腕がとんだり、それを犬がくわえて行ったり…、ゲロにハエがたかっていたり…。なんでそこまで的なところも監督の趣味なんでしょう。

               エルビスの物まねでカッコよく歌うニコラス・ケイジがカッコいい!と思える人は,この映画、OKでしょう。
               ヘビメタのバンドがガンガンやってるクラブで、いきなりマイクを持って歌い出すニコラス。それもプレスリーのバラード曲。すると、さっきのヘビメタ兄ちゃんたちが一変してポップなバッキングを務めるという超爆笑シーンはすばらしかったね。
               そして、最後には「妻だけにしか歌わない」と決めていた「ラブ・ミー・テンダー」を歌い上げるニコラスくん。

               いや〜、映画って、ホント〜っに、いいもんですねえ。




              2008.06.22 Sunday

              カレンダー・ガールズ

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                まあゆうたら、一種のサクセス・ストーリーか

                 EL&Pで有名な「エルサレム」の歌がイギリスの女性連盟の歌やったとは驚きでした。女性連盟のお固くて退屈な集会で必ずおばちゃんたちがあのEL&Pの「エルサレム」を歌っているのがおもろかったですな。

                 こんなしょーもない集会、やってられんわー!と思っていた女性たちが、ガンで主人を亡くした一人の会員のために立ち上がる。このノリは映画としてはよくあるテーマでね、「天使にラブソングを」的な盛り上がりでぐいぐい行く。途中でジャマが入ったりするけど、それもなんとかクリアしてめでたしめでたし。

                 ところが、この映画では「めでたしめでたし」で終わらずに、有頂天になってしまった彼女たちに手痛いしっぺ返しをくらわせる。

                 このへんは大人の映画やね。「天使にラブソングを」の後をきっちりと押さえてる。まあ、それがよかったのか、くどかったのかは、個人の趣味でしょう。

                 イギリスの田舎町の田園風景が美しいです。絵はがきみたいです。




                評価:
                ジュリエット・トゥィデイ,ティム・ファース
                ¥ 1,370
                2008.06.15 Sunday

                インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

                0
                  インディ・ジョーンズ版「未知との遭遇」

                   ジョージ・ルーカスとスピルバーグが「インディ・ジョーンズ」を復活させたんだから、二人の趣味の世界がびっくりするような映像でハラハラドキドキ楽しめるのは当然なのだ。

                   いきなり「アメリカン・グラフィティ」で幕を明け、なんでもありの小ネタ集でぐいぐい最後まで引っ張られて行く。まさにテーマパークのアトラクションでトロッコに乗せられて行く気分。パラマウント・スタジオ・ジャパンってのがあったらいいのにねえ。

                   トロッコに乗せられて、これはどうだ!今度はどうだ!と、ガンガン見せられるシーンの中には日本人としては「これはアカンでしょ!」というのがあったりするけど、まあ、あの二人の対日本感・対アジア感はその程度のものなんだってことですよ。

                   軍の倉庫(NO.51ってとこが…)の扉を開けた瞬間、見えてくる木箱たちの美しい並び方には感動したね。あの積み上げ方といい、箱の大きさといい、並ばせ方が実に見事!そのシーンのためだけに並べたらしく、ドラマが進んで行くと木箱たちの並び方が変わっていたし、出来上りの絵としてきれいかどうかで1シーンずつやってるんだな〜と感心。こういうところが「美術さん」のお仕事なんだねえ。さすがハリウッド!

                   今回の舞台はナスカの地上絵のクスコだから、だいたい想像はつくと思うけど、まあ、インディ・ジョーンズに宇宙人がありなのかナシなのかは意見の分かれるところでしょうが、結局、あの二人の頭には「未知との遭遇」「E.T.」がいつもあるっちゅうことでしょうね。

                   ひさしぶりに全編大笑い(あのシーンだけは苦笑)しながら見れたから、良かったということやね。



                  2008.06.14 Saturday

                  水野晴郎さん 死去

                  0
                    いやぁ〜、映画って本当っにいいもんですね〜

                     「金曜ロードショー」の解説でお馴染みだった水野晴郎さんが亡くなりましたね。

                     60年代〜70年代、テレビで洋画を放送するときには、なんだかあらたまった感じで、普段なら映画館でしか見られない映画をテレビで見せて頂く、または、もう上映してくれないような名画をテレビで見せてもらえる、というような雰囲気がまだあって、そのために「解説者」という存在が「ありがたい」ものだったのだ。

                     「日曜洋画劇場」は「さよなら、さよなら…、さよなら」の淀川長治さんを始めとして。「月曜ロードショー」の荻昌弘さん、「ゴールデン洋画劇場」の高島忠夫さん、「また、あなたとお会いしましょう」の決め台詞がカッコいい「土曜映画劇場」の増田貴光さん、それに小森のおばちゃまなど、当時はその人の解説見たさにテレビを見ていたものだった。

                     ところが、レンタルビデオが普及し出すと、テレビで映画ってものが有難い物ではなくなって、くどくど解説されなくてもさっさと自分で勝手に見るわい!という世の中になり、さらに安くDVDが買えるし、ネット配信もやってるっちゅう今は解説者なんてお呼びじゃなくなってしまった。

                     あ〜、懐かしきかな、映画のテレビ解説者。
                    2008.06.11 Wednesday

                    グッド・シェパード

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                      ああ〜〜、いやだよいやだよ、スパイなんかにゃ、なりたかぁない

                       ロバート・デ・ニーロ監督!いやぁ〜、重い重い。じっくりじっくり落ち着いてコツコツ作り上げました。

                       この映画に登場する『スパイの原型』みたいなマット・デイモンはジェイソン・ボーンのようなスーパー・アクション・スパイじゃなくて、地味ぃ〜な地味ぃ〜な元来そうであるべき諜報活動をするスパイですが、やっぱり家族やら息子やらが弱点になってしまって辛い事になってしまいます。
                       考えてみれば、ケネディ大統領のときって、いろいろあったのよねえ。おもろい時代や。

                       アンジェリーナ・ジョリーの老け演技がよかったけど、やっぱ、あまりにも地味すぎて、2時間40分は長かった〜。



                      2008.06.05 Thursday

                      沈黙のステルス

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                        見なくてもどんな映画か分かっちゃうセガールの映画

                         新型ステルスが奪われた!セガール君、出動!はい、あっけなく解決!終わり〜!




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