2022.05.14 Saturday

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    2007.09.25 Tuesday

    ベリー・ベスト・オブ・ニコレット・ラーソン

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      The Very Best of Nicolette Larson(1999)

       トリビュート盤がよかったので、ベスト・アルバムも…。

       いまさら言う事おまへん。いやされます。

       この人はソングライターじゃあないので、誰のどんな曲をどんなアレンジで歌うのかが非常に大事な、ヒットするかどうかの分かれ目だったはずですが、デビューシングルの「ロッタ・ラブ」を、ああいうソウルフルなLAロックで仕上げたテッド・テンプルマンの腕が良かったということですかねえ。


      2007.09.24 Monday

      カポーティ(2005)

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         フィリップ・シーモア・ホフマンがカポーティを演じてアカデミー主演男優賞を獲った異色作。

         なにが異色か。やっぱ殺人を犯した犯罪者と取材を重ねるうちに、作家自身の人格が殺人者の人格となぜか同化していってしまう危うさというか異様さがとても生々しいところ。人を殺すということにについてもっと知りたいから,犯人にはもっと生きていいて欲しい。でも、物語を書き上げる為には早く死刑に鳴って死んで欲しい。カポーティ自身が死刑という手段ではあっても、人を殺す手伝いをもしてしまう。

         ギョーカイでは「ティファニーで朝食を」なんかで売れっ子のカポーティが「今さあ、死刑囚についてのルポで新しい作品にとりかかってるんだよねー。そいつがサー、こんなふうに殺すんだよね…。」ってな調子で嫌味ったらしくしゃべっているかと思うと、死刑囚の内面を知れば知る程、ぬけられない闇の中へと引きずり込まれて行く様子は、衝撃的な異様さがあるね。

         「羊達の沈黙」みたいな感じでもある。

         前から,その演技に注目していたボクとしては(偉そうに!)ホフマンさんのアカデミーはうれしいですー。



        フィリップ・シーモア・ホフマン; キャサリン・キーナー; クリフトン・コリンズJr.,ベネット・ミラー
        2007.09.17 Monday

        ロッタ・ラブ・コンサート

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          A TRIBUTE TO NICOLETTE LARSON


          LOTTA LOVE CONCERT(2006)



           97年12月にこの世を去ったニコレット・ラーソンは生きていればボクらより3つ上だから55歳。まだまだ元気に歌ってくれているはずの年です。大ヒットの「ロッタ・ラブ」は泉たまの前身となったバンド・メディスン・ショーがレパートリーにしてたから思い入れもある名曲。泉たまではニール・ヤングの方をコピーしてました。



           98年の2月に彼女のためのチャリティ・コンサートが開かれてたそうで、今ごろになってその時のライブ盤が出た。これがなんと!そうそうたるメンバーがそれぞれの持ち歌をニッキーに捧げるという趣向で、全曲かなりのレベル!


           はっきりゆうて、98年当時、ウエストコーストの音楽なんてもう発展も進化も新しい事なんかなんにもないという状況だったと思うけど、やっぱりウエストコーストのミュージシャン達は、なつかしい「コミューン』的なつながりがあったんでしょう、よくぞまあ、これだけのメンツが集まったもんだ!そういう人間的な部分がウエストコーストにはまだあったのね。うれしいこっちゃ。



           ボニー・レイットが「ニッキー、あなたのために歌うわね」みたいに一言MCを入れて「ラブ・ハズ・ノー・プライド」を歌い出したとたんに、不覚にも涙を流してしまいました。


          2007.09.12 Wednesday

          守護神 THE GUARDIAN(2006)

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             The Guardian of the Universeといえばガメラのことですが、この守護神は阪神の藤川…ちが〜う!

             ベタベタ!

            「お前はのろまなブタじゃ」「教官〜っ」の世界。わけあり指導教官と生意気生徒のハリウッド版「海猿」。

             このジャンルもアホほど映画が作られてるけど、まあ完全に当たる路線として確立されましたね。こういう設定は好きですけど、あまりにもベタすぎてチョットひいてしまいました。

             バーの女将にボニー・ブラムレット!歌まで披露!
             エンディングの曲はブライアン・アダムス!

             それにしても荒れ狂う海(海面、波、しぶき)のCG、どんどん進化してるなあ。



            ケビン・コスナー,アシュトン・カッチャー,ニール・マクドノー,メリッサ・サージミラー,クランシー・ブラウン,セラ・ウォード,アンドリュー・デイヴィス,ロン・L.ブリンケーホフ
            2007.09.12 Wednesday

            マイ・ボディガード MAN ON FIRE(2004)

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               あの、生意気な、こまっしゃくれたダコタ・ファニングが相手だから、ずっと見てなかったけど、デンゼル・ワシントンのファンとしてはやっぱり見逃せないな…と。

               のっけからトニー・スコットの映像美?満載のシーンの連続。荒れた色彩と細かいカット割りにカメラの小刻みな移動。ずっと続くと疲れる〜〜。しかし、いかにもトニー・スコット!でも最近、この手の映像撮る監督増えて来たね。流行りですか?今ごろになって…。

               話は前半が、酒浸りの元CIAの工作員と少女との心温まる交流がベタベタの「あるある」で描かれ、後半、殺された少女の復讐に燃えた男が誘拐組織に戦争をしかけるという「ラブ&アクション」!!メキシコって、なんでも金と賄賂と裏切りの国か!って感じですが、まあ、実際、そうなんでしょう…か?

               後半の「燃える男」になってからは「ランボー」か「コマンドー」か?という爽快さもあったけど、結局、最後には誘拐犯のボスが「オレは商売人だから…」と言うとこらへんで、あ〜あ、クリーシーさん、一生懸命戦ってきたアンタの敵はただの商売人だったのかよ〜と、悲しく虚しくなったのでありました。相手が悪ければ悪い程、復讐の値打ちもあるっちゅうもんなのに、あれではラストのクリーシーが車ん中で死んじゃうときも『あ〜あ〜』って思ってたんやろうな〜とガッカリしちゃうよ。



              デンゼル・ワシントン,ダコタ・ファニング,トニー・スコット,ブライアン・ヘルゲランド
              2007.09.10 Monday

              カッコーの巣の上で ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST(1975)

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                 このころのアメリカ映画、いわゆるアメリカン・ニュー・シネマゆうんですか、いいですよねえ。大好きです。

                 刑務所なんかイヤだ!クレージーのフリして精神病院へ逃げて来たマクマーフィ(ジャック・ニコルソン)。オレゴン州の風景がきれいですねえ。
                 最初はまわりのクレージーたちの言動に開いた口がふさがらん!といった状態だったのが、ワールドシリーズのテレビを見せろ!騒動や、こっそりバスを強奪して釣りに出かける騒動を通して、なぜかクレージー達と心を通わせて行くマクマーフィ。いいですねえ。悪人なんだけど心はまだまだ人間なんだよねえ。
                 それに対して血も涙もないような婦長さん。いじわるですねえ。いつかギャフンと言わせたいですねえ。

                 で、脱走計画当日、へべれけに酔ってしまって計画は失敗。さらに悲劇がクレージー達仲間を襲う。自分の脱走なんか、もうどうでもよくなって、ついにキレて婦長に襲いかかるマクマーフィ。分かりますねえ、この気持ち。こいつら仲間を置いては逃げられない!こいつらと共に生きてやる!泣けますねえ。

                 嘘つきインディアンのチーフ(このキャラ、めっちゃおもろい)が脱走を決心するときには、もうマクマーフィは薬かなんかで廃人同然。悲しい結末です。このエンディング、いい映画ですねえ。

                 クレージー達を見ての娼婦のセリフ。「ユー・オール・クレイジー?」爆笑でしたね。
                 「フォレスト・ガンプ」でもクレージーっぽいガンプに「ア^・ユー・クレイジー・オア・サムシング?」というセリフがあったけど、同じ位笑えました。



                ジャック・ニコルソン,ルイーズ・フレッチャー,ディーン・R・ブルックス,ミロス・フォアマン,ケン・キージー
                2007.09.05 Wednesday

                セルピコ (1973)

                0
                   アル・パチーノ&シドニー・ルメットの名作(だと思う)。

                   ニューヨーク市警は末端から幹部まで汚職と腐敗でサイアクな状態。そこへ警察学校を出て意気揚々と「さあ、夢のお巡りさんになれたぞ!がんばって悪いヤツらをどんどん逮捕してやるぞ!」とやって来た若い警官セルピコ。
                   しかし、現場の腐り切った現実にガーン!周りの仲間達がチンピラどもから金を巻き上げてるのを見て「オレはそんな金受け取らない」と拒否。こうなると周りはセルピコをけむたがる。
                   ついに告発を決心しても上層部までが汚職にまみれてるから、なかなか内部調査もやってくれない。じゃあ新聞社だ!とやってしまったから、まわりはセルピコを消そうとする。死んでくれたらいいと思う。
                   そして、事件の捜査中、セルピコが危険な状態になってるのに同僚は見て見ぬ振り。ついにセルピコは悪者に撃たれる!!

                   大きな悪に立ち向かう小さな正義。正義というよりも「普通」な「まっとうな」生き方がダメだ!とされてしまう悲しい現実。う〜ん、深い。今でもどこにでもある不条理。
                   それでも最後までキれた行動にでないセルピコはやっぱり70年代の生き方なのだ。



                  アル・パチーノ,トニー・ロバーツ,ジョン・ランドルフ,ジャック・キホー,シドニー・ルメット,ウォルド・ソルト
                  2007.09.04 Tuesday

                  ナチョ・リブレ 覆面の神様

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                     「スクール・オブ・ロック」が大ヒットのジャック・ブラック(逆さまから読んだらブラック・ジャック)のプロレス・コメディ。また笑わせてくれるか!?

                     修道院の孤児院のかわいそうな子ども達にもうちょっとマシなモノを食べさせてあげたい!という料理番のジャック。なんとかいい金儲けはないか?そうだ!修道院では禁止されてるけど、プロレスで賞金を稼いで金儲けしよう!あこがれの黄金仮面に挑戦するのだ!
                     まさしくメキシコ版タイガーマスクなのだが、なんの悲惨さも可哀想さも皆無。ただただジャックのギャグとおバカなシーンの連続。そしてロッカーでもあるジャックは愛の詩をアカペラで高らかに歌う。

                     笑えるところはあるにはあったけど、映画として面白くない。「スクール・オブ・ロック」の痛快さもない。残念でした!プロレスシーンなんかチャップリンの「街の灯」のボクシング・シーンの半分も面白くない。残念!
                    ジャック・ブラック,アナ・デ・ラ・レゲラ,ヘクター・ヒメネス,ピーター・ストーメア,リチャード・モントーヤ,ダリウス・ロス,セサール・ゴンザレス,ジャレッド・ヘス,マイク・ホワイト
                    2007.09.03 Monday

                    デジャヴ

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                       大好きなデンゼル・ワシントンのサスペンス+犯罪ものときたら期待せずにはおられない。でも映画館で見たかったな〜。

                       オープニング、ニューオリンズのフェリー乗り場から船が出て行きます。異様に?子どもがいっぱい映ります。眠そうに母親に抱かれた子。人形を海に落とす子。ガッコの団体か、子どもの数をチェックする先生らしき女性。フェリーだから車がいっぱいなんだけど、無人のはずがいきなり鳴り出すラジオのビーチボーイズ。
                       やばい!このフェリー、爆破されるぞ!という悪い予感が、想像以上の映像で的中する。テロか!このへん、背筋が凍り付く。

                       デンゼル・ワシントンは捜査官。テロ爆破の捜査が、いきなりSF仕立てのストーリーになって、ついにタイムマシン映画になっちゃう。さらにデンゼルさんは、タイムマシンに乗って過去へ!おいおい、やりすぎ〜!
                       で、パラレル・ワールドの解決無しに、一応は事件を解決(テロ爆破は失敗)で、めでたし〜?

                       いや、そんなことはないでしょ。あの後の二人はどーするのよ!と考え出すと、タイムマシン映画は全部ダメになっちゃうから、まあ、あのラストシーンの瞬間さえよかったいいのいいの。固い事言わないの!

                       カトリーナで無茶苦茶になったニューオリンズの住宅地とか平気で撮影に使うジェリー・ブラッカイマーの神経や如何に??



                      デンゼル・ワシントン. ポーラ・パットン. ヴァル・キルマー. ジム・カヴィーゼル. アダム・ゴールドバーグ,トニー・スコット
                      2007.09.03 Monday

                      連合艦隊司令長官 山本五十六 (1968)

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                        日本海軍は紳士であった

                         昭和43年。ボクは中学2年。リアルタイムで映画館で見た。

                         緑のジャングルの上を飛ぶ一式陸上攻撃機を背後から襲うP−38ライトニング。ついに墜落して爆発炎上した、その上空をいつまでも旋回し続ける0戦(まるで阿蘇山上空のラドン)。

                         このラストシーンを鮮明に克明に覚えているのはなぜなのか?不思議でしょうがなかった。そして、ついにレンタルして見て分かった。
                         中学生が見たら「カッコええ」の一言!みごとに山本五十六がカッコいい!のだ。

                         ウチのおかんもゆうてたことあるけど、海軍さんの軍服は白いのがカッコいい。「絶対にアメリカと戦争したらアカン!」と言い続けるのもカッコいいし、「やるとなったら、しかたがない。一発でギャフンと言わせる戦略をたてる」ところもカッコいい!そして円谷英二の特撮も素晴らしくカッコいい!
                         中学生が目をキラキラさせてしまう、戦争映画のカッコよさがあるのだ。

                         なーるほど!



                        三船敏郎,加山雄三,辰巳柳太郎,松本幸四郎(八代目),丸山誠治
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