2007.03.24 Saturday
ライブ&デンジャラス シン・リジィ
THIN LIZZY "LIVE AND DANGEROUS" (1978)
今年はブリティッシュ・ハード・ロック発掘元年と位置づけて、ボク的に聞き逃して来たバンドを再発見していこうと思います。で、その第一弾がシン・リジィ。
当時からこのバンドはB級な感じがありまして無視してきましたが、ツイン・ギターがカッコよく、ボーカルのベース兄ちゃんダミっぽい声でジャケットのように大股開きで情感豊かに歌ってます。
有名なギタリスト、ゲイリー・ムーアが加入する前のライブ盤で、選曲からも「ベスト盤」でしょうね。ただし、後で分かったことですが、このライブ録音、実は後からオーバーダブされていて、かなり修正されてるらしいです。
とはいえ、モノの本で『ロック・ベスト・ライブ盤』の一枚に選ばれるほどのことはあります。ちなみに他のベスト・ライブは、ザ・フー「ライブ・アット・リーズ」、ストーンズ「ゲット・ヤー・ヤー・ヤーズ・アウト」、ツエッペリン「ハウ・ザ・ウエスト・ワズ・ウォン」とかだそうです。
分かりやすいギターリフと分かりやすいギターソロのフレーズが時代を感じさせますが、なかなかレベルの高いハード・ロックですよ。
2007.03.11 Sunday
濃縮キング・クリムゾン
The Condensed 21st Century Guide To
King Crimson 1969-2003
また、やっちゃいました。持ってる!っちゅうのに、フィリップ翁が「こんなん作ったんですけど、いかがですかいのう?」と押し売りに来る。そして、そのたびに買っちゃうバカなファンの悲しい性(サガ)!
今回の「売り」はフィリップ翁による『原曲ブチ斬りの巻』
この曲はここからアドリブというかインプロビゼーションが聞かせどころなんだ〜!という所でブチっとハサミでちょんぎったり、この曲は後半の歌がいいんだよーと思わせといて、チョッキンと切り刻むというように、精神錯乱に陥ったフィリップ翁が訳の分からん編集をしておりまして、なんでこんなことするのかホントに理解に苦しみます。
それでも全曲リマスターされてるので、意外な感じ聞こえる曲もあって、新発見もありなので、やっぱ許す。
2007.03.05 Monday
エイジア in 厚生年金会館
一緒に行ったキヨさんと顔を見合わせ「エイジアって、こんな人気あったんやな〜!」これが感想でした。
82年の1枚目が連続10週NO.1を記録したということですから日本でも「80年代のポップグループ」として大人気だったのでしょう。こちとら、そんなこととはつゆ知らず、往年のプログレ戦士・スティーブハウとカールパーマー、そしてジョンウエットンを見に行ったつもりだったのですが、登場するや場内ほぼ総立ちで「おいおい、見えへんやんけ」と座って前の人の背中を見てました。
1枚目のメンバーとしては初来日なんで、1枚目の曲をどんどんやっていくんですが、大げさな仕掛けのポップロックが続いて「やっぱりカールパーマー、趣味悪いなあ〜」と退屈しかけたときに、スティーブハウをフイーチャーして、イエスの「ラウンドアバウト」!!きゃー!プログレ・懐メロ大会の始まり始まり〜!次はELPの「フツーの人びとのためのファンファーレ」だ。カールパーマー、この曲が一番カッコよかった。さらにさらに「これはサプライズだよ」と、キングクリムゾンの「宮殿」だ。さらにさらにさらに衣装まで用意してあったジェフ・ダウンズの「ラジオスターの悲劇(バグルス)」まで!
懐メロをニヤニヤしながら聞くなんて、ロックかよ!とツっこまれそうですが、もうそんなトシなんです、やってる方も聞いてる方も。
80年だいに若者だった人たちは一緒に大合唱して大満足だったでしょうが、もうちょっと年寄りのボクたちは、後半バテてきたスティーブハウや、メタボリックなジョンウエットン、異様に手数&足数が多かったバイアグラ・パーマーのことをちょっと心配しながら、まさしく80年代の音だったことに少々カッコ悪さを感じたのでありました。
82年の1枚目が連続10週NO.1を記録したということですから日本でも「80年代のポップグループ」として大人気だったのでしょう。こちとら、そんなこととはつゆ知らず、往年のプログレ戦士・スティーブハウとカールパーマー、そしてジョンウエットンを見に行ったつもりだったのですが、登場するや場内ほぼ総立ちで「おいおい、見えへんやんけ」と座って前の人の背中を見てました。
1枚目のメンバーとしては初来日なんで、1枚目の曲をどんどんやっていくんですが、大げさな仕掛けのポップロックが続いて「やっぱりカールパーマー、趣味悪いなあ〜」と退屈しかけたときに、スティーブハウをフイーチャーして、イエスの「ラウンドアバウト」!!きゃー!プログレ・懐メロ大会の始まり始まり〜!次はELPの「フツーの人びとのためのファンファーレ」だ。カールパーマー、この曲が一番カッコよかった。さらにさらに「これはサプライズだよ」と、キングクリムゾンの「宮殿」だ。さらにさらにさらに衣装まで用意してあったジェフ・ダウンズの「ラジオスターの悲劇(バグルス)」まで!
懐メロをニヤニヤしながら聞くなんて、ロックかよ!とツっこまれそうですが、もうそんなトシなんです、やってる方も聞いてる方も。
80年だいに若者だった人たちは一緒に大合唱して大満足だったでしょうが、もうちょっと年寄りのボクたちは、後半バテてきたスティーブハウや、メタボリックなジョンウエットン、異様に手数&足数が多かったバイアグラ・パーマーのことをちょっと心配しながら、まさしく80年代の音だったことに少々カッコ悪さを感じたのでありました。
2007.03.04 Sunday
ディパーテッド
無冠の帝王と言われたマーチン・スコセッシ監督もついにアカデミー監督賞をもらっちゃいました。香港映画のリメイクで、もともとの映画が大ヒットしてたし脚本も良かったので、リメイクしても遥かに原作を凌ぐ出来じゃないとボロクソゆわれそうだし、あんまりリメイクは作りたくないなーってな雰囲気だったんでしょうが、とっちゃいました。
デカプリオもマット君もよかったし、特にデカプリオがマット君以上にカッコよかったし、助演男優賞に輝いたマーク・ウォールバーグもテンション切れまくりの超入れ込み様がよかったし、チャーリーのお父さん、マーチン・シーンも息子そっくりな顔でよかった。
オープニング。マット君がマフィアのスパイとして刑事になる方なのに面接ではエリート扱いされてるのに、デカプリオは面接でいきなり「お前の家族は犯罪者ばっかりだ」とののしられ、だんだんキレてくるところで「潜入捜査だ」と命が下る。ここ、見せましたね〜。物語をここで見事に語り尽くしましたねー。さあ、ここからスタートですよという見事なオープニングでした。
後の展開は「バレる!!」という緊張が最後まで持続して素晴らしいです。突如としてバンバン撃ち合いが始まりますが、この突然さも良かった。ちょっと「レザボア・ドッグス」みたいでした。
ラストは「え〜?まさか、これで終わり〜?」と思ったところにまたもバンバン!が響き渡り、なんとなく「よーし、これでいいんだ」みたいな満足感もありお仕舞いという、うまいこと話をまとめました。
しかし、「こんな警察、やめたるわい!」と息巻いて辞めて行ったマーク・ウォールバーグさん。警察の極秘事項をいっぱい知ってるアナタがポイと辞めた後、全く画面に登場したかったことから考えるとエンディングはミエミエだったんですけどね。
俳優さんがよかったことよりも、劇中使われたロックがシビれたね。いきなりの「ギミー・シェルター」さらに警察学校卒業式あとの会話で「スクール’ズ アウト」の歌詞が出て来るなど、音楽聞いてるだけでもウキウキします。
舞台がこれまたボストンで、ここ知ってる〜とか、あの橋や〜とか、一人で自慢しながら見れました。
ネットでは酷評が目立ちますが、いやいや、よかったですよ。
デカプリオもマット君もよかったし、特にデカプリオがマット君以上にカッコよかったし、助演男優賞に輝いたマーク・ウォールバーグもテンション切れまくりの超入れ込み様がよかったし、チャーリーのお父さん、マーチン・シーンも息子そっくりな顔でよかった。
オープニング。マット君がマフィアのスパイとして刑事になる方なのに面接ではエリート扱いされてるのに、デカプリオは面接でいきなり「お前の家族は犯罪者ばっかりだ」とののしられ、だんだんキレてくるところで「潜入捜査だ」と命が下る。ここ、見せましたね〜。物語をここで見事に語り尽くしましたねー。さあ、ここからスタートですよという見事なオープニングでした。
後の展開は「バレる!!」という緊張が最後まで持続して素晴らしいです。突如としてバンバン撃ち合いが始まりますが、この突然さも良かった。ちょっと「レザボア・ドッグス」みたいでした。
ラストは「え〜?まさか、これで終わり〜?」と思ったところにまたもバンバン!が響き渡り、なんとなく「よーし、これでいいんだ」みたいな満足感もありお仕舞いという、うまいこと話をまとめました。
しかし、「こんな警察、やめたるわい!」と息巻いて辞めて行ったマーク・ウォールバーグさん。警察の極秘事項をいっぱい知ってるアナタがポイと辞めた後、全く画面に登場したかったことから考えるとエンディングはミエミエだったんですけどね。
俳優さんがよかったことよりも、劇中使われたロックがシビれたね。いきなりの「ギミー・シェルター」さらに警察学校卒業式あとの会話で「スクール’ズ アウト」の歌詞が出て来るなど、音楽聞いてるだけでもウキウキします。
舞台がこれまたボストンで、ここ知ってる〜とか、あの橋や〜とか、一人で自慢しながら見れました。
ネットでは酷評が目立ちますが、いやいや、よかったですよ。
JUGEMテーマ:おすすめの一本!!
レオナルド・ディカプリオ,マット・デイモン,ジャック・ニコルソン,マーク・ウォールバーグ,マーティン・シーン,レイ・ウィンストン,マーティン・スコセッシ,ウィリアム・モナハン
|
| 1/1 pages |
- PR
-
Katsumi Imai
バナーを作成
- いまヤンの本棚
- Selected Entries
-
- ライブ&デンジャラス シン・リジィ (03/24)
- 濃縮キング・クリムゾン (03/11)
- エイジア in 厚生年金会館 (03/05)
- ディパーテッド (03/04)
- Categories
-
- Movie Review (1056)
- CD Review (253)
- ダイアリー (162)
- Archives
-
- May 2022 (1)
- April 2022 (3)
- March 2022 (3)
- February 2022 (1)
- January 2022 (2)
- December 2021 (3)
- November 2021 (2)
- October 2021 (4)
- September 2021 (2)
- August 2021 (6)
- July 2021 (2)
- June 2021 (6)
- April 2021 (3)
- March 2021 (3)
- February 2021 (2)
- December 2020 (1)
- November 2020 (2)
- October 2020 (1)
- September 2020 (6)
- July 2020 (3)
- June 2020 (4)
- March 2020 (2)
- February 2020 (4)
- January 2020 (6)
- December 2019 (3)
- November 2019 (4)
- October 2019 (6)
- September 2019 (3)
- August 2019 (1)
- July 2019 (1)
- June 2019 (4)
- May 2019 (6)
- April 2019 (2)
- March 2019 (4)
- February 2019 (5)
- January 2019 (6)
- December 2018 (1)
- November 2018 (1)
- October 2018 (2)
- September 2018 (3)
- August 2018 (2)
- July 2018 (2)
- June 2018 (4)
- May 2018 (1)
- April 2018 (4)
- March 2018 (4)
- February 2018 (3)
- January 2018 (3)
- December 2017 (4)
- November 2017 (4)
- October 2017 (3)
- September 2017 (4)
- July 2017 (4)
- June 2017 (6)
- May 2017 (2)
- April 2017 (6)
- March 2017 (4)
- February 2017 (3)
- January 2017 (3)
- December 2016 (5)
- November 2016 (4)
- October 2016 (2)
- September 2016 (2)
- August 2016 (1)
- July 2016 (5)
- June 2016 (6)
- May 2016 (2)
- April 2016 (5)
- March 2016 (2)
- February 2016 (3)
- January 2016 (2)
- December 2015 (7)
- November 2015 (3)
- October 2015 (3)
- September 2015 (3)
- August 2015 (4)
- July 2015 (3)
- June 2015 (2)
- May 2015 (1)
- April 2015 (3)
- March 2015 (1)
- February 2015 (2)
- January 2015 (2)
- December 2014 (3)
- November 2014 (4)
- September 2014 (3)
- August 2014 (4)
- July 2014 (2)
- June 2014 (4)
- April 2014 (3)
- March 2014 (8)
- February 2014 (3)
- January 2014 (3)
- December 2013 (8)
- November 2013 (4)
- October 2013 (1)
- September 2013 (4)
- August 2013 (6)
- July 2013 (1)
- June 2013 (5)
- May 2013 (3)
- April 2013 (6)
- March 2013 (7)
- February 2013 (5)
- January 2013 (9)
- December 2012 (9)
- November 2012 (9)
- October 2012 (17)
- September 2012 (9)
- August 2012 (14)
- July 2012 (11)
- June 2012 (11)
- May 2012 (10)
- April 2012 (20)
- March 2012 (14)
- February 2012 (16)
- January 2012 (17)
- December 2011 (20)
- November 2011 (22)
- October 2011 (21)
- September 2011 (14)
- August 2011 (16)
- July 2011 (15)
- June 2011 (12)
- May 2011 (25)
- April 2011 (16)
- March 2011 (12)
- February 2011 (12)
- January 2011 (22)
- December 2010 (15)
- November 2010 (16)
- October 2010 (18)
- September 2010 (15)
- August 2010 (36)
- July 2010 (26)
- June 2010 (19)
- May 2010 (26)
- April 2010 (14)
- March 2010 (17)
- February 2010 (17)
- January 2010 (24)
- December 2009 (24)
- November 2009 (14)
- October 2009 (17)
- September 2009 (15)
- August 2009 (29)
- July 2009 (17)
- June 2009 (13)
- May 2009 (5)
- April 2009 (10)
- March 2009 (16)
- February 2009 (13)
- January 2009 (13)
- December 2008 (8)
- November 2008 (7)
- October 2008 (15)
- September 2008 (11)
- August 2008 (18)
- July 2008 (16)
- June 2008 (12)
- May 2008 (15)
- April 2008 (15)
- March 2008 (13)
- February 2008 (9)
- January 2008 (11)
- December 2007 (15)
- November 2007 (16)
- October 2007 (11)
- September 2007 (11)
- August 2007 (3)
- July 2007 (6)
- June 2007 (3)
- May 2007 (7)
- April 2007 (4)
- March 2007 (4)
- January 2007 (2)
- December 2006 (5)
- November 2006 (10)
- October 2006 (5)
- September 2006 (1)
- August 2006 (8)
- February 2006 (8)
- January 2006 (6)
- December 2005 (3)
- November 2005 (3)
- October 2005 (4)
- September 2005 (11)
- August 2005 (2)
- February 2005 (1)
- February 2004 (4)
- January 2004 (3)
- December 2003 (5)
- November 2003 (1)
- October 2003 (2)
- August 2003 (5)
- July 2003 (6)
- June 2003 (5)
- May 2003 (1)
- April 2003 (2)
- March 2003 (6)
- February 2003 (6)
- January 2003 (6)
- December 2002 (5)
- November 2002 (6)
- October 2002 (6)
- September 2002 (3)
- August 2002 (10)
- July 2002 (9)
- June 2002 (5)
- May 2002 (9)
- April 2002 (10)
- March 2002 (11)
- February 2002 (11)
- January 2002 (13)
- December 2001 (17)
- November 2001 (18)
- October 2001 (19)
- September 2001 (12)
- August 2001 (14)
- July 2001 (22)
- June 2001 (18)
- April 2001 (2)
- March 2001 (11)
- February 2001 (16)
- January 2001 (21)
- August 2000 (16)
- July 2000 (30)
- June 2000 (31)
- May 2000 (26)
- April 2000 (3)
- Recent Comment
-
- サラエボの花
⇒ 株の初心者 (06/14) - 男の子ならチョー喜ぶ
⇒ いまヤン (06/15) - 男の子ならチョー喜ぶ
⇒ くみ (06/15) - PF.スローン
⇒ フレッシュ・サウンズ・コンテスト♪ (05/14) - ガリバー旅行記
⇒ いまヤン (11/21) - ガリバー旅行記
⇒ 居合抜き@なかなか練習行けなくてすみません (11/21) - クラッシュ
⇒ イマやん (08/29) - BECK
⇒ イマやん (02/08) - BECK
⇒ stone door (02/08) - 西遊記 (1960年)
⇒ いまヤン (01/15)
- サラエボの花
- Recent Trackback
-
- ccpガメラ2飛行形態
⇒ ガメラ医師のBlog (06/18) - SE7EN
⇒ これ好き! KoreaFan (12/05) - ポコ/POCO
⇒ 10秒で読もう!ニュース満載。 (07/26) - インセプション
⇒ 読みたいニュース集めました。 (07/18) - グリーン・ゾーン
⇒ 知りたいニュースは30秒で読め! (05/18) - アレサ・フランクリン ライノ版初期のアトランティック3枚
⇒ クリムゾンロワイヤル (09/08) - トロピック・サンダー
⇒ サンダーフォース6 (09/06) - フロスト×ニクソン
⇒ クリムゾンロワイヤル (09/06) - 平成ガメラ ブルーレイ・ボックス
⇒ ガメラ医師のBlog (09/03) - クリムゾン・タイド
⇒ クリムゾンロワイヤル (09/01)
- ccpガメラ2飛行形態
- Links
- Profile
- Search this site.
- Mobile