2022.05.14 Saturday

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    2007.01.29 Monday

    硫黄島からの手紙

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      真面目真面目くそ真面目

       超々期待して行ったのが悪かったのか、残念ながらズシーンとは来なかった。

       当時の状況なら「さもありなん」という、まさにリアルであろう描き方があまりにも真面目すぎて、つまらん。今までの戦争映画とは違うのだよ、と「ザクとは違うのだよ」のようなイーストウッドのセリフが聞こえてきそうやけど、それにしてもあまりにも普通に?リアルなだけで、ドラマでもどわーっと狂気に走るでもなく、淡々と語りすぎていた。淡々としている分、メッセージが届かないのも残念。
       捕虜になったアメリカ兵が残した手紙の内容が、そこにいた日本兵と同じような境遇であり、母親は自分の息子のことを日本人と同じように心配しているんだな〜という、そこのシーンだけでもいいから、もっとドラマとして盛り上げて欲しかったなあ。だって、そこだけだもん、メッセージ性感じるようなシーンは。

       嵐の二宮くんが等身大の普通の兄ちゃんな感じで演技してるのに、なぜかケン・ワタナベは「大芝居」していて何だか違和感があった。「ラスト・サムライ」での大芝居を現代劇のここでもやられたんじゃあオカシイでしょうが。二宮くんが変だったのは妻・花子とのぎこちない夫婦を演じていた時。どうもしっくりこん不自然さがあった。妻の花子は裕木奈江!!なつかしや!こんなところでがんばってたんや!やつれた戦時中の妻らしさがよかった!すばらしい。
      渡辺謙,二宮和也,伊原剛志,加瀬亮,中村獅童,裕木奈江,クリント・イーストウッド,スティーブン・スピルバーグ,アイリス・ヤマシタ
      2007.01.06 Saturday

      コールド・ブラッド/トランスフュージョン

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        LYDIA PENSE & COLD BLOOD "TRANSUFUSION" 2005

         コールドブラッドはビル・グラハムに見出されて69年に登場し、70年代後半には活動停止したけど、ホーンがかっこいいファンキーなロックをやってました。6枚のアルバムを出してますが、ウチの弟はそのうちの3枚を持ってます。
         90年代に入ってギターのスティーブ・ダンが再結成を呼びかけてフィルモアでライブやったりしてた。2000年を過ぎ、トランペットのスキップ・モスキートが「今ならリディアももっと上手く歌えるはずだ」と、このアルバムの新曲を書き上げ、ついにレベルアップしたコールド・ブラッドの新作が登場することとなった!…らしい。

         タワー・オブ・パワーを思わせるリズム・セクションとホーンのカッコよさ!そこへ熟年のリディア・ペンスがチャカ・カーンばりにソウルフルに歌う!これは文句無しにカッコいいぜ!オッサンでも踊りたくなるぜ!ディスコあり、バラードあり、泉たまのホーンセクションみたいなとこもあり、楽しめます。
         ドラムはスターシップとかエルビン・ビショップとやってた人。タワー・オブ・パワーのドラムほどパシパシっとキレはないけど、ロックのタイコだ!ボクの好みだよ。コーラスもいいなあ。ジャケットはどこにでもありそうなダサさやけど、中身はホンマにソウルだ!正月からいいアルバムに当たったぞ!今年は楽しみだ!
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