2022.05.14 Saturday

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    2006.10.31 Tuesday

    父親たちの星条旗

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      戦争にヒーローなどいないのだ

       1999年ワシントンへ行った。ペンタゴンの内部を見たかったので早朝から並んだけど人数制限で見れなかった。二日も並んだのに見れなかった。非常に残念。せめて外からでも…とタクシーを拾ったけど、近くまでは行けませんというのでガックリ。するとタクシーのドライバーが「硫黄島の像は見たんか?」と聞いて来た。「近くにあるのん?」「おう、すぐそこよ。」「じゃあ」ということで見に行った。アーリントン墓地の北側に予想よりも大きなブロンズ像がそびえて?いた。なぜか体が震えたね。

       そう、あの6人の兵士達が硫黄島の擂鉢山のてっぺんに星条旗をかかげている、あのシーン。

       あの写真がアメリカ本土に届けられた頃は、アメリカ自身も戦争を続けて行くのにヒーヒーゆうてた。お金がない!戦死者はどんどん増えるし、国民はもう戦争なんてゴメンだぜとイヤになってきている。しかし日本はなんぼ負けても降伏しない。そこへあのヒーローたちの写真。おお!これだ!この6人を呼び戻せ!そして戦時国債の大キャンペーンだ〜!
       硫黄島でえげつない戦争をしていた3人が突如本国へ呼び戻され全土をツアーで回る。昨日までの凄惨な地獄のような戦場と各地の熱狂ぶりのギャップ!これはいったいなんだ?!オレたちがしてきた戦争はこんなバカらしい茶番劇につきあうためだったのか?なにがヒーローだ!オレが戦場でしてきたこと何一つとして誇れるものなどないぞ!

       イーストウッド監督は言う。戦争に「善」も「悪」もない。兵士たちはただ生きるため、友を守るため、家族を守るために戦っているのだ。大義や正義はそこにはない。アメリカから見た硫黄島の戦いはそういう眼で描かれていた。
       第二部の「日本から見た硫黄島」は一体どんな視点から見た戦争なのか。非常に興味がありますが、予告編を見る限りでは、今までの日本映画の戦争ものと同じような印象…。大丈夫かしら…。

       硫黄島上陸作戦の戦闘を「プライベート・ライアン」のノルマンディー上陸作戦と似た感じで映像化。灰色のトーンがリアルです。戦争は絶対したらアカン!



      ライアン・フィリップ,ジェシー・ブラッドフォード,アダム・ビーチ,バリー・ペッパー,ジョン・ベンジャミン・ヒッキー,ポール・ウォーカー,クリント・イーストウッド,ポール・ハギス,ウィリアムス・ブロイルズ・Jr
      2006.10.21 Saturday

      16ブロック

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        実は「ダイ・ハード4」のつもりだったんじゃぁ〜

         ニューヨークで殺人事件。担当刑事が「制服組が来るまで誰かヒマなヤツ呼んで死体の子守りさせとけ」という言う所で " CALL SOMEONE WE DON'T NEED." というセリフ。登場したブルース・ウィリスが見るからにもうダメダメな刑事で、アル中で足が悪い( BAD LEG )で、あとは定年待ちみたいなよぼよぼ。そして、たまたま証人を裁判所まで移送するよう言われてしぶしぶ16ブロックのドライブに出かける。これが午前8時ちょっと前。裁判所には10時までに着かないといけない。2時間の話を100分ちょっとにまとめた「24 twenty four」のエピソード2本分の映画。なんとブルースの役名がまたまたジャックとは!
         途中、酒屋で酒を買ってるスキに証人は殺されかけるが、間一髪ジャックのピストルが火を吹く。カッコいい!ここでジャックの刑事魂がちょっと目覚める。さらに登場した昔の同僚デビッド・モースに裏取引で証人を消してしまえということになるが、さらに正義に目覚めたジャックは刑事を撃って証人とともに逃げる。
         さて、2時間以内に裁判所まで行けるか!!

         証人の黒人がめちゃくちゃな黒人英語をしゃべるのが楽しい。そう、日本人のへたくそ英語も自信を持ってしゃべれば十分通じるのだ!

         単なるアクション&刑事ものじゃなく、人間の良心を信じたストーリーにホっとさせられる。うまい!さすがリチャード・ドナー。「ダイ・ハード」ほどおとぼけ感はないけど、ブルースも枯れた人間の良さがでていてジーンとくる。
         チャック・ベリーだってバリー・ホワイトだって、もとは泥棒だった。人間、変わろうと思えば変われるんだ!なんてセリフを恥ずかしくもなく言わせたところに☆4つだ。

         チャイナ・タウンの中国人ビルは地下で全部つながってる!なんて、リアルだったな〜。

         デビッド・モースを使ったわりには、この人の良さが出てなかったのはもったいない。マータイさんも怒るで。もったいない!

         バスが撃たれまくるシーンは「ガントレット」を思い出した。



        ブルース・ウィリス,モス・デフ,デヴィッド・モース,ジェナ・スターン,リチャード・ドナー
        2006.10.18 Wednesday

        ブラック・ダリア

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          期待はずれ〜、ざんね〜ん!

           世界一有名な死体??腰のところで半分に切り裂かれた女性の全裸死体。きゃー!…って、それだけじゃん。

           誰か、この映画の良さ、教えてよー。さっぱり分からんわ。

           死体発見から、別の事件で張り込みしていた二人の刑事の車までの、大セットの上空からクレーン撮影したシーンは、ちょっとのけぞったけど、あとはおもろなかった。登場人物の過去の人間関係がごちゃごちゃしすぎで、サスペンスを感じられない。もっとスカっとした映画にしてほしかったぞ。デパルマさん!



          ジョシュ・ハートネット,スカーレット・ヨハンソン,ヒラリー・スワンク,アーロン・エッカート,ミア・カーシュナー,ブライアン・デ・パルマ,ジェイムズ・エルロイ
          2006.10.09 Monday

          ザ・センチネル 陰謀の星条旗

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            もひとつ、もふたつ…

             センチネルって「見張り役」のこと。「陰謀の星条旗」とはエライ大層な邦題をつけたもんやが、内容はダメでした。おもろなーい。

             「24」のジャックが全然カッコよくない。
             ジャックなら初めからマイケル・ダグラスなんか疑わない。これはおかしい、罠にはめられたって気付くはず。即、クロエに嘘発見器にかかってないヤツを洗い出せって命令して5分で事件は解決してるはず。
             マイケル・ダグラスも久しぶりの登場だとお祝いしてあげたいけど、相も変わらずファースト・レディと「不倫」とはね。どの映画に出てもこればっかりじゃん。

             ジャックの助手役の人、サンドラ・ブロックに見えてしゃあなかったし、キム・ベイシンガーも老け込んじゃったし、「おおっ!」と思ったのは大統領専用ヘリが爆破されるシーンだけ。大好きなワシントンの街が見れた事だけがよかったかな。



            2006.10.08 Sunday

            ワールド・トレード・センター

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              2700人と20人の命

               いつもと変わりなく夜が明けるニューヨーク。見慣れた、あの風景が映し出されただけでボクの涙腺はゆるみ始める。朝日に照らされたWTCのツインタワーがまぶしい。いつものように朝の点呼をすませて街へ出て行く警察官たち。驚いた事に警察官には生粋の(?)アメリカ人はほとんどいなくて、ヒスパニック系とかの移民系の人たちが多い。

               そして、その瞬間がおとずれる。

               大パニック、地獄のような現場へ駆けつける警察官たち。そしてニコラス・ケイジ班長を信じて、志願してビルへと入って行く部下たち。装備を確認して救援に向かおうとした、その時、ビルが崩壊。生き埋めになってしまう。
               ここからは、身動き出来なくなった二人の警官が、何を思って生き続け、いかにして助け出されたのか、家族はどんな様子だったのか、というドキュメンタリーとも言える内容。涙が流れだして止まらない。

               ボクは「家族の愛」とか「家族の絆」とか「親子の愛」だとかではなかなか泣かない子でした。ところが、ここ最近、これにめっきり弱くなりました。このまま、お父さんが死んでしまったら、奥さんはどうなるの?この小さな子はどうなるの?産まれて来る子はどうなるの?とか考えると、もうダメです。助け出されてから、奥さんや子どもに会えた時なんて、さらにダメです。号泣です。

               あの時、2700人も亡くなったのに、実際に救助された人はたった20人だそうです。たった20人だけど、そのことで、助けられた方も助けた方も、どれだけの人が喜んだでしょう、勇気をもらったでしょう。これはそういうドラマです。



              ニコラス・ケイジ,マイケル・ペーニャ,マギー・ギレンホール,マリア・ベロ,スティーブン・ドーフ,ジェイ・ヘルナンデス,オリバー・ストーン,アンドレア・バーロフ
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