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2011.12.10 Saturday

アンのゆりかご

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     嫌です。『赤毛のアン』なんて絶対嫌です

    もともとボクは本を読まない子でした。ちっちゃい頃から、家には「ひろすけ童話集」とかあったりして、本がないということはなかった。でも小学校で読む本はマンガだけ。読書感想文の宿題でオカンに連れられて本屋さんで無理矢理選ばされた本はビアンキの『森の動物新聞』だったと記憶しています。中学生になっても本を読むヒマがあるんならプラモを作ってましたから。

    高校に入ってやっと少しは読むようになったかな。

    でも、一番読んだのは「浪人時代」
    国語やら社会の勉強しだすと、関係ある本が読みたくなった。で、いきなり読書少年になった。

    大学でもそれは続いて、いわゆる児童文学と呼べるモノは片っ端から読んだ。

    そんなときにやっと「赤毛のアン」に出会った。ハマった。モンゴメリーのアン・シリーズもエミリー・シリーズも読んだ。(実はプリンス・エドワード島にも行ったことがります)

    訳者の村岡花子さんの「アン」を出版するまでの生涯を、お孫さんが書かれた本です。

    村岡花子さんのことなのに、ある時はアンであり、ある時はモンゴメリー自身であり・・・と、イメージがだぶってしまいます。

    戦前や終戦後の様子を読んでいると、いかに「活字」に飢えていたか、いかに本をよみたいというシンプルな願望があったか、それに応えるために作家や出版業界はどうもがいたか。善意あふれる社会が見えてきて、昭和のいい面が浮かび上がります。

    明治の末から昭和までの歴史ドキュメンタリーのようでもあります。

    いい本です。
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