2018.04.16 Monday

50年の隔たりが交わる時/ワンダーストラック

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    ワンダーストラック

     

     

     

    分厚い洋書の原作では70年代のベンの物語は「文章」で、20年代のローズの物語は「絵」のみで描かれるという方法だったけど、それを映画では70年代のニューヨークの雰囲気をこれでもか!というほど画面の中に散りばめ塗りたくって、超忠実に再現。ローズの方はさながらサイレント映画のようにモノクロっぽい映像にセリフがない分音楽にすべてを語らせるという手法。なーるほど。うまいなあ〜。

     

    ローズとベンが50年の時の隔たりを結びつけるキンケイド書店でのシーン。

     

    ホントならグワーッとテンポよく盛り上げて欲しいところ、なにしろ耳が不自由な二人なので手話と筆談になって、まどろっこしい、はよせーやという気持ちになって残念。原作の文章読んでるときは感じなかったけど映画になるとここはちょっとアレやったな。

     

    そのあとの期待してたミニチュアで語るベンの両親のストーリーも意外とあっさりしてて「え?これで終わり?」という感じで。ここもちょっと残念。

     

     

    だけど、自然史博物館は2回行ったことがあるだけに思い入れも思い出もあり〜ので、画面に映ってるだけでうれしいやら懐かしいやらで。

     

    なんばパークスシネマズはお初やったけど、となりの席との間がかなり離れていて、贅沢なシートでよかったな。それでも最後はお尻痛くなってきたから、映画的には大満足という出来ではなかったのかも・・・。いい映画やったけどね。

     

    JUGEMテーマ:映画館で観た映画

     

     

    2018.04.11 Wednesday

    政治家が発する言葉の力/ウインストン・チャーチル

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      ウィンストン・チャーチル〜ヒトラーから世界を救った男

       

       

       

      世界史の教科書とかに出てくるチャーチルは腹の突き出た何やら憎たらしそうなヤツで、この映画の中でもダンケルクを救うためにはカレーの部隊の全滅もやむなしと考えていたような「政治家」です。でも文章力は素晴らしくノーベル賞をもらうぐらいだし、ここでのいろんな演説のシーンは政治家の放つ言葉の力をひしひしと感じてしまいます。

       

      言葉は言霊といわれるように命が宿っているものであり、政治家の話す言葉にはその理念や理想や覚悟がにじみ出るはず。そういう意味で、この映画の演説は非常に良かった。あんまり上手に喋れないチャーチルの英語が意外と我々ブロークンなイングリッシュスピーカーには逆によく分かった。

       

      時代的には同時代の「つぐない(2007)」でダンケルクに集結するイギリス兵士のシーンがあったけど、ここでは民間人の船がダンケルクに一斉に向かうシーンが。

       

      自分的には初めて切符を買って地下鉄に乗り、普通の市民の声を聞くシーンが好きやな。みんなが「ネバー!ネバー!」って言うとこ。

       

      タイピストのリリー・ジェームズも良かったな。シンデレラの人です。きれいです。

       

      ゲイリー・オールドマン、捨て身のメーキャップでよくぞここまで!というなりきりに降参です。

       

      とっかの国の何をゆうてんのんか分からん日本語をダラダラ垂れ流す政治家どもに見て欲しいけど、見ても分からんやろな。

       

      字幕気にせんと英語だけでもっかい聞きに行こか・・・。

       

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      2018.04.07 Saturday

      司法が機能している国だから?/ペンタゴンペーパーズ

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        ペンタゴン・ペーパーズ〜最高機密文書〜

         

         

         

        「ない」「ない」ゆうてた自衛隊の日報が内部告発によって明らかになり、南スーダンでは戦闘に巻き込まれて死者まで出ていたが事故死と改ざんされ、その後削除されていたというのだ。すっぱ抜いたアサヒ新聞は機密保護法違反だとして記事の差しどめ請求を受ける。しかしトーキョー新聞はそのオリジナル文書を入手し公開に踏み切る。官邸からの新聞社を潰す!という脅しにも負けずモチツキ記者ががんばったのだ。すると、他の新聞もそれに協力共闘するかのように同じように記事にして応援する。

         

        というような話がベトナム戦争時代にNYタイムズワシントン・ポストを舞台にして現実にあったのよという映画。

         

        最後に司法がええとこ見せるから、ハッピーエンドやけど、この国の司法はアヴェに牛耳られてるからダメやろね。

         

        なんか、テレビドラマ並みのテンポとスケールでほいほい話が進んでいくからアッというまに終わっちゃう。

         

        例によってベトナム戦争のシーンはやっぱりCCR。グリーンリバーやったけど。

         

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        2018.04.03 Tuesday

        お盆に見たい/リメンバー・ミー

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          リメンバー・ミー

           

           

           

          子ども二人連れて行ってきましたが、同時上映の「アナ雪」がクリスマスの話で、コレがお盆のような話なので、思いっきり季節外れ感ありありで、どうもなぁ〜〜〜〜という感じ。

           

          メキシコ臭ぷんぷんでトランプへの当てつけかと思わせるほど、メキシコ愛にあふれてましたね。キャラもサブキャラも背景も音楽も。

           

          死者の国にはホラーマンだらけというのがアンパンマンを見て育った子らにはとっつきやすいのかも??

           

          原題はあのひいお婆ちゃんの名前である「ココ」やったんやけど、ココが小さい時にパパが弾いて歌ったリメンバー・ミーを今度は孫が歌うとココの記憶が・・・・というシーンはさすがに泣かせるのうまいなあ〜っと。

           

          さすがディズニー&ピクサー、非常に無難なアニメ映画でした。

           

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          2018.03.12 Monday

          アベの大嘘>嘘八百

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            嘘八百

             

             

            初笑い映画として公開された映画やけど、さすが堺では根強い人気で、今日でもそこそこの入りだった。

             

            冴えない骨董の目利きと陶芸家がタッグを組んで一攫千金を狙うという、お話としては「詐欺+犯罪」集団モノで「おもろなるはず」やった。

            中井貴一が最初に佐々木蔵之介に騙され、今度はチームとなってもっと上のヤツらを騙そうと・・・このへんの展開はおもろいねん。ところが、グワーっと来えへんねん。いちいちダラーっとしたシーンを挟まれてずっこける。

            チームがそれぞれのキャラを生かして偽物を作り上げるシーンもええ感じでおもろいねん。ところが、いらんギャグでストップかけられてコケてまう。

            利休の茶碗の値段をつけるオークションのようなシーンもおもろいねん。ところが、場所の設定がショボいし値段が釣りあがっていくドキドキワクワクもショボい。劇的じゃないねん。せっかくグワーっと来たのに近藤正臣が「これは贋作や」の一言でぶちこわし。後から1億円もってきても全然盛り上がらんがな。

            さらにそれぞれの子供に大金持っていかれて・・・って、なんで神戸空港?やねん。そら、関空やろ。

            いちいちロケ現場もショボいねん。

            もったいない映画やなあ。オーシャンズでも見て勉強しなはれ。
             

            アベの大嘘がついにバレたけど、この二人の嘘はロマンがあって騙されてもええかという気になるね。

            アベ、はよ、やめい!

             

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            2018.03.08 Thursday

            オッサンでも泣いてまう/さよならの朝に約束の花をかざろう

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              さよならの朝に約束の花をかざろう

               

               

               

              全くのアニメ門外漢がコレを見てしまったという大事件。

               

              予告を見てね、なーんか気になったのよね、この世界観が。

               

              寿命が数百年というイオルフの一族はヒビオルという布に月日と人々のなりわいを織り込んでいく・・・。

               

              少女マキアは一つの命を拾いエリアルと名付け育てる。

               

              ストーリーはいろいろ複雑になっていくけど、テーマは『時間』であり『母と子』であり『出会いと別れ』である。

               

              なんかねえ、オッサン、見てて置いてけぼり食らった感じなのよね。もうホンマ、若い感性があふれんばかりで、どんどんアニメの世界も新しい次元へと進化してる。いつまでも手塚治虫が神様だったとゆうてる時代やないわ。ジブリしか知らんとかゆうてる場合やないわ。と、そういう意味での置いてけぼり。

              もう一つは、ここでの愛だの出会いだの別れだのは、どうしても母と子であって、父親というオッサンの出る幕ないのよ。実際、イオルフのレイリアが産んだ、人間とイオルフのハーフであるメドメルの父親はあんな扱いやし。エリアルも最後には父親となるけど、ディタの出産に立ち会ったのは偶然にも(ほどがあるけど)マキアやし。オッサン族は置いてけぼりね。

               

              とは、ゆうものの「お母さん、約束、やぶっちゃう」と大泣きするマキアの姿にオッサンももらい泣きの号泣やwww

               

              入場者プレゼントでかいらしマキアの絵葉書もろたし、よかったよかった。映画もよかったよかった。

               

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              2018.03.02 Friday

              E.Tの大人版はラゴン!?/シェイプ・オブ・ウォーター

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                シェイプ・オブ・ウォーター

                 

                 

                 

                日本のサブカル大好きな(という噂の)ギレルモ・デル・トロ監督はひょっとしたら確信犯的にラゴンを意識したんじゃないの?

                 

                言わずと知れたラゴンウルトラQでは赤ちゃんを追って海底からやってきたママでラジオから流れる音楽に興味を示した。ウルトラマンでは原爆の影響で巨大化して、原爆をぶらさげて登場し、それがいつ爆発するのかとひやひやさせた。

                 

                ネタバレ!

                 

                ここで登場するのは冷戦時代、アマゾンの倉庫で、いや、奥地で発見された半魚人でオス。異形のものとしてラゴンを虐待する政府機関の中で掃除婦として働くイライザ(サリー・ホーキンス)は唯一ラゴンと心を通わせていく。口がきけないイライザとのコミュニケーション手段は手話とゆで卵と音楽。このへんの一連のエピソードはいいですねえ。ウルトラQっぽいしE.T.の大人版だ。

                 

                解剖されるか殺されるかということになってラゴンを助けようとするイライザ。それに協力するロシア人博士と近所の絵描き老人、そして同僚のオクタビア・スペンサー。いいねえ、このへんも。

                 

                ついに二人は愛し合うようになり・・・。このへんがR15+指定の原因ね。

                いつも裸で登場するラゴンだからイライザも素っ裸で対抗せないかんということなんかシランけど、えらいヌードシーン多かったな。

                あの空想の中でのダンスシーン、ええわー。半魚人と美女のダンスなんて美女と野獣やん。ようやってくれた!と拍手喝采。

                 

                そして悲しいようなうれしいようなラストへ。

                まさにウルトラセブン的なエンディング。

                イライザのあの首の傷はもともとそういうことだったのか、それとも、ラゴンが治癒能力で体を改造したのか・・・。

                めでたしめでたしという昔話かファンタジーかという幕切れに後味もほわーん。

                 

                いや、賞取りレースに食い込んでくるだけのことはあった!

                 

                ロシア人スパイの無意味な合言葉とかラゴンのオスはアレがついているのかというゲス会話とか、手話の「F**K YOU」とか、デルトロの遊び心も満載でした。

                 

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                2018.03.01 Thursday

                普通すぎて・・・/15時17分、パリ行き

                0

                  15時17分、パリ行き

                   

                   

                  この映画を見て「テロは誰にでも起こり得る」とか「もしもその場にいたらどーするか」とか、そういう話にしたいんだろうか?イーストウッドは・・・。

                   

                  アメリカやらヨーロッパの人が見るのと、日本で暮らすボクみたいなんが見るのとでは感じ方がちゃうんやろね。

                   

                  わざわざ本人さんを登場させて究極のリアリズムを目指したのか何なのかシランけど、このリアリズムはあまりにも「普通の情景」すぎてドラマにはなってないんとちゃうかなあ。

                  そりゃあ、アムステルダム発パリ行きのあの電車の中で起こったことは彼らにとって最大のドラマだったやろうけど、それを映画にするんなら映画であればこそのドラマに仕立てるべきちゃうのん?

                  あのテロが起こるまでの3人の幼なじみの友達(特に子供の頃の話は良かった)がなんの運命のいたずらか、あの電車に乗り合わせるまでの「普通の生活」がほんまに普通に描かれてるのをボクらはじい〜っと見てなアカン。

                   

                  普通の人々に普通の生活の中で普通に忍び寄るテロの恐怖??

                  それならそれで映画らしい描き方があるはずでしょ。

                   

                  なんかねえ、前作の「アメリカン・スナイパー」もちょっとそんな感じやったけど、『愛国』の精神高揚な雰囲気があるのが気になるなあ〜。

                   

                  ただ、あのテロ犯に挑んでいく瞬間の『GO!』というセリフは誰の声だったのだろう、と思う。自分か、神か。

                   

                  う〜〜ん、なんか残念でした感あるなあ。

                   

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                  2018.02.26 Monday

                  ミュージカルに泣かされる/グレイテスト・ショーマン

                  0

                    グレイテスト・ショーマン

                     

                     

                     

                    もうすでになんやかんやと「THIS IS ME」のいろんなビデオクリップがYouTubeにアップされてて泣かされてるんやけど、大画面で見たらさらにパワーアップして泣かされたわ。

                     

                    楽曲がうまいことツボを心得てるというか、ディズニーばりに超ストライクを投げてくるのでもう負けます泣けます。

                     

                    ネタバレー

                    ところがね、このサーカスを始めたヒュー・ジャックマンが人物的にアカンのよ。

                     

                    サーカスですから半分は見世物小屋ですからいろんな人を集めてきて「珍しいもの見たさ、怖いもの見たさ」で客を呼ぶわけですわ。今まで日影暮らしで隠れるように暮らしていた人たちに光を当てたといえばカッコええねんけど結局は金儲けの道具でしかなかった。

                    レベッカ・ファーガソンの本物の歌に触れたとたん心変わりして、サーカスのみんなを一段低く見る本性をさらけ出し、例の大感動シーンでの「THIS IS ME」もヒュー.ジャックマンに裏切られたキアラ・セトルたちが「なんでじゃー」と立ち上がるところだもんねえ。

                    そのあとで後悔して「FROM NOW ON」と言われてもねえ・・・。

                     

                    ところでディズニーチャンネルの学園ものドラマとかでおなじみのゼンデイヤががんばってたねえ。歌と踊りはすでにテレビ界では実証済みだけど、同じくテレビ出身のザック・エフロンとのデュエットシーンはなかなかよかったで。

                    それとヒューの娘役の二人がキレッキレで踊る場面、めっちゃかわいいで。

                     

                    主人公のこのオッさんに魅力がないぶん、ちょっと損したような、アカン気分になるけど、楽曲の力はすごいです。

                     

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                    2018.02.19 Monday

                    いまヤン中国映画デビュー作/マンハント

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                      マンハント〜追補〜

                       

                       

                      近鉄上本町での深夜ロケ。行きましたがな。あの日はなんや腰が痛くて痛くて、ホームを歩く人々の中の一人やってんけど、何回も何回もあっち行ったりこっち行ったりさせられて、だんだん嫌になってきて、眠たいし腰は痛いしで、最後はもう駅の椅子に座って「もう映らんでもええわー」ゆうてぼーっとしとったわ。

                       

                      そのときのシーンがいきなり出てきたけど、あんな細切れのカット割りでは映ってるのか映ってへんのかさえ確認できずでしたw。

                       

                      さて、ジョン・ウーといえば「ブロークン・アロー」「フェイス・オフ」「ミッションインポシブル2」とお気に入りもあるんやけど、ここでも監督らしい細切れカット割り、スローモーション、そしてハトも例によって出てくるんやけど、もう古いわ。古い古い。古臭い。アカンわ。

                       

                      もともとは「君よ憤怒の河を渉れ」のリメイクやっちゅうねんけど、設定はほぼほぼ変えてあるんで面影もなし。そら健さんと原田芳雄の方が役者としてええわな。西村寿行のハードボイルドタッチと妙なミスマッチな音楽とクマの着ぐるみが融合して独特なサイケ感を醸し出してた映画やったけど、いかにも70年代。こっちはなんぼ大阪でロケしてもアカンわ。クサイ、クサイ!クサ過ぎる!

                       

                      あ〜、残念。

                       

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